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【特集】GMOペパボ Research Memo(6):「minne」の流通額拡大に伴い総資産が増大

GMOペパボ <日足> 「株探」多機能チャートより

■業績動向

(2)財務状態及びキャッシュ・フローの状況

GMOペパボ<3633>の2016年12月期第2四半期末における総資産は前期末比で317百万円増加し4,380百万円となった。内訳をみると、流動資産が前期末比306百万円増加したほか、固定資産も同11百万円増加した。流動資産が増加したのは、関係会社預け金を含む現金及び預金が同261百万円増加したことに加えて、「minne」の流通額拡大に伴い売掛金が同229百万円増加したことなどが主要因。

負債は同374百万円増の3,424百万円となった。これは、主に「minne」の流通額拡大に伴い未払金が同179百万円増加したことなどによる。一方、純資産は同56百万円減少し955百万円となった。主な要因は、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上に伴い、利益剰余金が54百万円減少したことによる。

2016年12月期第2四半期末における現金及び現金同等物の残高は、前期末比261百万円増加し1,818百万円となった。各キャッシュ・フローの状況についてみると、営業キャッシュ・フローは306百万円の収入となった。売上債権の増加額234百万円が減少要因となったものの、未払金の増加額178百万円、法人税等の還付額129百万円、減価償却費97百万円、前受金の増加額96百万円などが増加要因として働いたためだ。一方、投資キャッシュ・フローは、子会社売却による収入90百万円があったものの、有形固定資産の取得による支出82百万円、敷金及び保証金の差入れによる支出67百万円があったことにより44百万円の支出となった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 森本 展正 )

《HN》

 提供:フィスコ

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