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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):サイバダイン、TIS、ALサービス

サイバダイン <日足> 「株探」多機能チャートより
■CYBERDYNE <7779>  1,805円  +43 円 (+2.4%)  本日終値
 2日、CYBERDYNE <7779> [東証M]がT&Dホールディングス <8795> 傘下の大同生命保険と業務提携したと発表したことが買い材料視された。提携により大同生命は、同社ロボットスーツ「医療用HAL」を用いた特定の疾病治療に対する新たな保険商品の開発を目指す。「医療用HAL」は2日から緩徐進行性の神経・筋難病疾患の患者に対して公的医療保険による治療が開始されている。発表を受けて、保険商品の開発による「医療用HAL」の販売拡大に期待する買いが向かった。なお、T&Dホールディングスも続伸でスタートしている。

■TIS <3626>  2,555円  +56 円 (+2.2%)  本日終値
 TIS<3626>が堅調。2日付で三菱UFJモルガン・スタンレー証券がレーティング「オーバーウエート」継続、目標株価を3700円から3800円へ引き上げた。想定以上に粗利益率改善が進展していることを勘案し、17年3月期は通期連結営業利益で会社側計画の265億円(前期244億3600万円)に対して従来予想の275億円から280億円へ、18年3月期は290億円から295億円へ引き上げている。

■ハイレックス <7279>  2,629円  +48 円 (+1.9%)  本日終値
 ハイレックスコーポレーション<7279>は反発。同社は2日の取引終了後、16年10月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を2309億円から2344億円(前期比2.0%減)へ、営業利益を190億5000万円から178億7000万円(同2.8%増)へ、純利益を127億7000万円から114億7000万円(同14.6%減)へ修正した。円高による為替差損が発生したことや開発費が増加見込みであることなどが利益を圧迫しているものの、中国や韓国、欧州での販売が堅調に推移していることから売上高は上方修正した。

■ロック・フィールド <2910>  1,408円  +25 円 (+1.8%)  本日終値
 2日、ロック・フィールド <2910> が決算を発表。17年4月期第1四半期(5-7月)の連結経常利益が前年同期比72.7%増の6.6億円に拡大して着地したことが買い材料。サラダを中心とする品揃え拡充や高付加価値品の投入などで既存店売上高が前年比プラスを確保したことが寄与。原価低減や販管費の抑制による採算改善も増益に大きく貢献した。

■ハイデイ日高 <7611>  2,277円  +26 円 (+1.2%)  本日終値
 ハイデイ日高<7611>が続伸。同社は2日の取引終了後、8月度の売上高速報を発表、全店売上高は前年同月比2.4%増、既存店は同2.3%減だった。既存店の客数は同4.0%減と減少したが、客単価は同1.7%増となっており、既存店売上高の減少は悪材料視されていない。

■大日本印刷 <7912>  1,050円  +8 円 (+0.8%)  本日終値
 大日本印刷<7912>は堅調。同社はこの日、店舗で利用者自らが口座開設からICキャッシュカードの発行までを行える専用端末「本人確認機能付きカード発行機」のプロトタイプを開発したことを発表した。今回開発した端末は、マイナンバーカード(個人番号カード)や運転免許証から読み取った顔写真データと、端末に内蔵されたカメラで撮影した顔写真データを照合させることで本人確認を行う。この機能により、口座開設に必要な本人確認作業の無人化が可能となり、行員の業務負荷を削減する。今後、金融機関や利用者へのマーケティング活動を通じて機能面などのヒアリングを行い、17年夏頃のサービス開始を目指す方針。

■ALサービス <3085>  3,005円  -225 円 (-7.0%)  本日終値  東証1部 下落率トップ
 2日、アークランドサービスホールディングス <3085> がとんかつ店「かつや」直営店の月次売上速報を発表。8月既存店売上高が前年同月比3.8%減と17ヵ月ぶりに前年割れとなったことが売り材料視された。客数が前年同月比3.1%減だったほか、客単価も同0.7%減とそれぞれマイナスに転じた。なお、全店売上高も同2.0%減と前年実績を下回った。発表を受けて、成長路線を走り続ける「かつや」の先行きに陰りが見え始めたことを嫌気する売りが向かった。

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