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【経済】中国:清華大教授が振り込め詐欺被害、約3億円を送金


中国の最高学府、清華大学(北京市)の現職教授が振り込め詐欺に遭い、1760万人民元(約2億8000万円)を騙し取られる事件が起きた。詐欺グループは「公安局」を名乗り、教授に大金を振り込ませたという。被害金額の大きさが世間の注目を集めるとともに、その大学教授の“懐事情”にも関心が寄せられている。北京青年報が1日付で伝えた。
「こちら公安局。あなたがマネーロンダリングに関わっているという証拠をつかんだ」??問題の教授は、“公安局”を名乗る男からこうした電話を受けた。男によると、指名手配書もすでに作成済み。「申し開きをする場合は、事前に公安局の銀行口座に対し、お金を振り込むことが条件」と説明された。
中国では最近、電話やメールを使った詐欺行為が増えている。ただ今回の事件では、教授がすぐにグループの要求に応じたことから、その多額の資金の“出所”にも疑いの目が向けられている。
教授は海淀区の小区(団地)に住んでいるが、部屋の所有は大学名義で、他人への転売はできない。他のエリアで所有する住宅を売った資金に加え、借金して今回の資金を振り込んだと教授は説明しているが、一部メディアではその話の信ぴょう性が疑問視されている。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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