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【市況】東京株式(前引け)=模様眺めムードのなかで小幅続伸

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 2日前引けの日経平均株価は前日比7円84銭高の1万6934円68銭と小幅続伸。前場の東証1部の売買高概算は7億5857万株、売買代金概算は8224億6000万円だった。値上がり銘柄数は822、対して値下がり銘柄数は993、変わらずは157銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、売り買いとも模様眺めムードのなかで前日終値近辺でのもみ合いが続いた。前場の売買代金は8000億円台にとどまるなど市場エネルギー不足が顕著。日本時間今晩に予定される米8月の雇用統計発表を控え、積極的な買いが入りにくい環境にある。一方、日銀のETF買いに対する思惑が支えとなり下値を売り込む動きにも乏しい。輸出関連株に安いものが目立つ一方、インバウンド特需の反動で売られていた小売関連株に買いが目立つ。 

 個別では任天堂<7974>が買われ、NTT<9432>、第一生命保険<8750>も堅調。J.フロント リテイリング<3086>、三越伊勢丹ホールディングス<3099>などが大きく買われたほか、東京ドーム<9681>、サカタのタネ<1377>も上昇した。クスリのアオキ<3398>などドラッグストアにも買われるものが目立った。半面、ピーシーデポコーポレーション<7618>は大幅安、TOWA<6315>、内田洋行<8057>などの下げもきつい。アルプス電気<6770>、サイバネットシステム<4312>も売られた。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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