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【市況】1日の中国本土市場概況:上海総合0.7%安と3日ぶり反落、不動産株に売り

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

1日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比22.19ポイント(0.72%)安の3063.31ポイントと3日ぶりに反落した。上海A株指数も下落し、23.26ポイント(0.72%)安の3206.79ポイントで引けている。外貨建てB株相場も値下がり。上海B株指数は1.60ポイント(0.45%)安の353.22ポイント、深センB株指数は0.76ポイント(0.07%)安の1163.11ポイントで終了した。

商い低調が続く中、市場の先行きを不安視。上海A株市場の売買代金は8月23日、約2週ぶりに2000億人民元を割り込んで以降、足元で1700億人民元程度と低水準で推移している(1日概算も1770億人民元)。中国PMIが改善したことに関しては、「追加の金融緩和に対する期待が後退した」と受け止められている。寄り付き前に公表された8月の中国製造業PMIは50.4に上向き、事前予想(49.8)から大幅に上振れた。

業種別では、不動産株の下げが目立つ。万科企業(000002/SZ)が6.0%安、緑地控股(600606/SH)が5.5%安、保利地産(600048/SH)が4.1%安で引けた。武漢・アモイなどでも住宅購入規制が打ち出され、地方中核都市にも引き締めの動きが拡大していることを嫌気した。なお、万科企業は昨日、大株主の株買い増しを材料にストップ高している。銀行株や証券株、自動車株、インフラ関連株、素材関連株、エネルギー関連株なども安い。

一方、保険株の一角はしっかり。中国保険監督管理委員会は8月31日、「中国保険業発展第13次5カ年計画」の綱要を発表したことが手がかりだ。20年の収入保険料4兆5000億人民元を目指す。中国太平保険(601601/SH)は1.9%上昇した。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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