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【特集】木徳神糧 Research Memo(4):通期業績は堅めの予想、米穀事業は引き続き海外事業で増益を見込む

木徳神糧 <日足> 「株探」多機能チャートより

■木徳神糧<2700>の決算動向

(2) 2016年12月期決算見通し

第2四半期累計が予想以上に好決算であったことから会社は、2016年12月期通期の業績予想を上方修正し、現在は売上高103,000百万円(前期比2.3%増)、営業利益1,230百万円(同11.2%減)、経常利益1,230百万円(同11.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益870百万円(同12.0%減)と予想されている。第2四半期累計の決算が好調であった割りに通期予想の修正幅が小幅に止まっており、かなり堅めの予想とも言える。引続き家庭での米消費低迷が見込まれること、平成28年産米の価格が高めに推移する予想であること、飼料用への政策的な転用促進により引続きB級米の手当てが難しい状況が続きそうなことなどから堅めの予想となっているようだ。

ただし、米穀事業では引き続き海外事業で増益が見込まれること、セブン-イレブンを中心とした中食・外食向けの伸びが期待できること、惣菜事業に続き不採算であった鶏肉事業から撤退したことなどから、上方修正の可能性も考えられる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

《HN》

 提供:フィスコ

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