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【市況】23日の中国本土市場概況:上海総合0.2%高と小反発、建材セクターしっかり

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

23日の中国本土市場は小幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比4.90ポイント(0.16%)高の3089.71ポイントと反発した。上海A株指数も上昇し、5.17ポイント(0.16%)高の3234.51ポイントで引けている。一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数は0.47ポイント(0.13%)安の353.94ポイント、深センB株指数は2.83ポイント(0.24%)高の1163.21ポイントで終了した。

政策期待が追い風。中国建築材料集団と中国中材集団の再編を国務院が承認したことで、セメントをはじめとする建材業界で再編が加速すると期待された。また、国務院は「実体経済・企業コスト削減に向けた作業法案」も正式発表。企業の体質改善につながると歓迎された。ただ、上値は重い。場中で安く推移する場面もみられた。

業種別では、時価総額上位の金融株がしっかり。中国工商銀行(601398/SH)と中国平安保険(601318/SH)がそろって1.1%高で引けた。素材関連株も一角も物色される。中国建築材料集団傘下で軽量建材(石膏ボード)生産の北新建材集団(000786/SZ)が2.5%高、中国中材集団傘下でセメント生産設備の中材国際工程(600970/SH)が2.4%高と上昇した。バイオ医薬関連株、消費関連株なども物色されている。

半面、不動産株は安い。大手の緑地控股(600606/SH)が2.8%下落した。ゼネコン株や空運株、エネルギー関連株などもさえない。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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