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【市況】日経平均は3日ぶり反発、円高一服で3ケタの上昇/相場概況

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

日経平均は3日ぶり反発。16日の米国株は下落し、為替市場では一時1ドル=100円割れまで円高が進んだが、その後利上げ観測の拡大でドルは反発した。こうした流れで日経平均は前日終値水準からスタートすると、円高一服で前日の大幅下落に対する自律反発が意識されて上げ幅を拡大した。買いが一巡すると16700円を挟んだもみ合いが続いたが、引けにかけて為替相場が1ドル=101円近辺まで円安に振れるとともに、日経平均も16772.11円(前日比175.60円高)まで上昇する場面があった。

大引けの日経平均は前日比149.13円高の16745.64円となった。東証1部の売買高は17億5182万株、売買代金は2兆0728億円だった。業種別では、鉱業が5%超、保険業と鉄鋼が4%超の上昇となった。一方、建設業、水産・農林業、食料品が下落率上位だった。

個別では、任天堂<7974>とコマツ<6301>が4%超上昇したほか、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほ<8411>といったメガバンク株がそろって3%の上昇となった。その他売買代金上位ではトヨタ自<7203>、ファーストリテ<9983>、ホンダ<7267>などが堅調。一部証券会社の投資評価引き上げが観測された新日鉄住金<5401>、JFE<5411>など鉄鋼大手は上げが目立った。また、フュージョン<4845>が連日のストップ高比例配分となり、トレファク<3093>、サカイオーベ<3408>などとともに東証1部上昇率上位となった。一方、売買代金トップのソフトバンクグ<9984>が後場マイナスに転じたほか、ソニー<6758>、NTT<9432>、JT<2914>、日本電産<6594>などがさえなかった。小野薬<4528>は2%超の下げ。また、PCDEPOT<7618>が大幅続落し、日本管理<3276>、元気寿司<9828>などとともに東証1部下落率上位となった。
《HK》

 提供:フィスコ

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