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【市況】今週の【特異日&変化日】カレンダー (8月15日-19日)

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

―アノマリーが語る「上げやすい日、下げやすい日」―

 ここでの「特異日」とは、日経平均株価の日足が前日比で上げた場合を「勝ち」、下げた場合を「負け」とした時、過去10年間で「7勝以上」「7敗以上」の偏りを示す、経験則上、上昇・下落しやすい日を指します。

【前週(8月8日-12日)】

 前週はオプションSQ算出日でもあった12日(金)が「2勝8敗」と唯一の特異日(マイナス)でした。ただ、それまで「3勝7敗」の特異日が3日も訪れる週が2週連続していただけに、むしろマイナス特異日の減少はその偏りの是正を暗示していたのかもしれません。

 結局、祝日を挟んで稼働日4日の前週は10日(水)のみが29円安と下落、残る3日間は12日のマイナス特異日を含めて上昇し、6月1日以来となる1万6900円台を終値で回復。週間でも665円高と3週ぶりに上昇に転じています。


【今週(8月15日-19日)】

 今週は8月17日(水)が「3勝7敗」、18日(木)が「8勝2敗」と正負の特異日が肩を並べています。どちらが勝るかは不透明で、その影響力が拮抗することにより方向感の乏しい相場展開になる可能性もあります。

 ただ、一目均衡表の変化日をみると、マイナス特異日の17日には8月4日安値から数えて基本数値9日目、6月16日安値から同42日目が到来するほか、5月2日安値から6月24日安値の日柄の対等日、6月24日安値から7月21日高値の対等日といった日柄が集中しています。また、プラスの特異日の翌18日には満月が重なるタイミングでもあります。

 変化日の分布や特異日は17日、18日前後の時間帯への注意を促すシグナルを発していますが、現時点ではそのベクトルを判断するのにはやや手掛かり不足です。今週は上述の時間帯を睨みながら、1万7000円大台の回復がなるのか否か、一段高した場合にチャートの節目1万7300円処トライに成功するのかが最大の焦点となってきそうです。


▲【 7敗以上 】
  8月17日(水) 〇3-●7
  8月18日(木) 〇8-●2

※○は「勝ち(前日比プラス)」、●は「負け(前日比マイナス)」を表し、例えば「○7-●3」は7勝3敗を意味します。

 【一目均衡表:変化日】
 8月15日 17(7/21H)
 8月16日 26(7/8L)、12/1L-4/8L
 8月17日 9(8/4L)、42(6/16L)、 5/2L-6/24L、6/24L-7/21H

※8月15日の「17(7/21H)」は7月21日高値(H)から一目均衡表の基本数値17日目の到来を示す。8月16日の「12/1L-4/8L」は昨年12月1日安値(L)から今年4月8日安値(L)の日柄を4月8日から取った対等日を意味する。

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