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2016年07月17日16時16分

【市況】今週の【日経平均】7月11~15日『5日続伸、LINEは堅調発進、「ポケモノミクス」相場続く』

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

【日経平均は5日ぶり大幅反発、政策期待高まり一時700円超の上昇】11日(月)

■概況■15708.82、+601.84
11日(月)の日経平均は5日ぶり大幅反発。前週末8日の米国市場では、6月雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想を大幅に上回り、NYダウは250ドル高となった。また、週末に行われた参議院議員選挙で与党が勝利したことを受けて、政策期待の高まりも追い風となり、日経平均は268円高でスタートした。寄り付き後はじりじりと上げ幅を拡大する展開が続き、後場には一時15816.67円(前週末比709.69円高)まで上昇する場面があった。ただ、売買はさほど盛り上がっておらず、市場では「買い戻しが中心」との声も聞かれた。大引けの日経平均は前週末比601.84円高の15708.82円となった。東証1部の売買高は19億9668万株、売買代金は2兆1291億円だった。業種別では、全33業種がプラスとなり、その他製品が10%を超える大幅高となったほか、鉄鋼、証券、ガラス・土石製品、保険業が5%超上昇した。


◆注目銘柄◆
任天堂<7974>が売買代金でトヨタ自<7203>を抜き、一時ストップ高まで買われた。新作スマートフォンゲームの米国での好調を材料視した買いが続いた。トヨタ自や三井住友<8316>、三菱UFJ<8306>、ソニー<6758>、みずほ<8411>といったその他売買代金上位も全般上昇。ファーストリテ<9983>やソフトバンクグ<9984>は5%を超える上昇となり指数を押し上げた。車載電池の売上引き上げ方針が伝わったパナソニック<6752>は8%近い上昇に。また、任天堂や前週末に決算発表したマニー<7730>、AOI Pro.<9607>、TYO<4358>などが東証1部上昇率上位となった。なお、AOI Pro.とTYOは経営統合する方針と報じられ、後場に売買停止となった。一方、売買代金上位ではVテク<7717>が利益確定売りに押されマイナスに沈んだ。決算発表した銘柄ではプレナス<9945>が6%安、チヨダ<8185>が4%安に。また、川内原発の稼働継続に不透明感との見方から九州電力<9508>が急落し、明光ネット<4668>、キリン堂HD<3194>などとともに東証1部下落率上位となった。


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【日経平均は大幅続伸、6月24日以来の16000円台回復】12日(火)

■概況■16095.65、+386.83
12日(火)の大幅続伸。前日の欧米株高や為替相場の円安基調に加え、英国で後継首相が決定したことや国内の政策期待の高まりなどを背景に、本日の日経平均は252円高と大幅続伸してスタートした。寄り付き後に取引時間中としては英国の欧州連合(EU)離脱が決定した6月24日以来となる16000円台を回復すると、前場には一時16237.62円(前日比528.80円高)まで上昇する場面があった。その後は円安一服とともに上値が重くなったものの、16000円台でしっかりとした推移となった。大引けの日経平均は前日比386.83円高の16095.65円となった。東証1部の売買高は26億0543万株、売買代金は2兆7742億円だった。業種別では、その他製品、その他金融業、銀行業が5%を超える上昇となった。一方、下落したのは食料品のみだった。


◆注目銘柄◆
三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほ<8411>といったメガバンク株がいずれも5%を超える上昇となった。トヨタ自<7203>、ソフトバンクグ<9984>、ファーストリテ<9983>などその他売買代金上位も全般上昇。スマートフォンゲームの好調を受けて連日の活況となっている任天堂<7974>は伸び悩む場面も見られたが、終値では12%超高となった。為替の円安基調を好感してマツダ<7261>が6%超の上昇となるなど自動車株が買われたほか、日本電産<6594>は8%近い上昇に。また、「ポケモン」関連として物色が向かったサノヤスHD<7022>やイマジカロボッ<6879>がストップ高で取引を終え、東証1部上昇率上位となった。一方、売買代金上位ではNTT<9432>やNTTドコモ<9437>が下落するなど内需・ディフェンシブ関連株の一角が売られた。前日に決算発表したローソン<2651>は5%近い下落。また、ミサワ<3169>、インテリックス<8940>、AOI Pro.<9607>などが東証1部下落率上位となった。


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【日経平均は3日続伸、英EU離脱決定前の水準を回復し利益確定売りも】13日(水)

■概況■16231.43、+135.78
13日(水)の日経平均は3日続伸。12日の海外市場ではリスクオンの流れが続き、米国では企業業績への期待の高まりもありNYダウ及びS&P500種指数が最高値を更新した。為替市場では一時1ドル=105円手前まで円安が進み、こうした流れを引き継いで日経平均は247円高からスタートした。前場に一時16444.25円(前日比348.60円高)まで上昇する場面があったが、英国の欧州連合(EU)離脱決定前の水準を回復したことで利益確定売りも広がり、円安一服とともに伸び悩む展開となった。大引けの日経平均は前日比135.78円高の16231.43円となった。東証1部の売買高は27億3943万株、売買代金は2兆8916億円だった。業種別では、銀行業、鉱業、輸送用機器が上昇率上位だった。一方、その他製品、陸運業、医薬品が下落率上位だった。


◆注目銘柄◆
三菱UFJ<8306>が5%高となったほか、三井住友<8316>、みずほ<8411>といったメガバンク株が買われた。トヨタ自<7203>や富士重<7270>、スズキなどの自動車株も上げが目立った。村田製<6981>は米インテル株の上昇を受けて5%超高。日経平均構成銘柄に採用されたヤマハ発<7272>は10%近く上昇した。中小型株ではVテク<7717>が商いを伴って11%高と急反発。また、「ポケモン」関連とされるサノヤスHD<7022>、前日に決算発表した東洋電<6505>やライフコーポ<8194>、その他トランザクショ<7818>などが東証1部上昇率上位となった。一方、前日まで急伸していた任天堂<7974>が利益確定売りに押され反落。同社と提携するディーエヌエー<2432>も3%超の下落となった。その他売買代金上位ではNTT<9432>、KDDI<9433>、アステラス薬<4503>などが軟調で、ソニー<6758>は2%安に。業績観測報道や投資評価引き下げの動きが見られたヤマトHD<9064>も5%安と売られた。また、パル<2726>やダイト<4577>、一部証券会社が投資評価を引き下げたピジョン<7956>などが東証1部下落率上位となった。


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【日経平均は4日続伸、任天堂の急反発で「ポケモノミクス」相場続く】14日(木)

■概況■16385.89、+154.46
14日(木)の日経平均は4日続伸。13日の海外市場では米NYダウ、S&P500指数が連日で最高値を更新したが、欧米株は高安まちまちで方向感に乏しく、日経平均も10円高と前日終値水準からスタートした。前日までの3日間で計1124円上昇し、英国の欧州連合(EU)離脱決定前の水準を一時回復していただけに、寄り付き後は様子見ムードが強く伸び悩む場面も見られた。ただ、押し目買い意欲も強く、前引けにかけて上げ幅を3ケタに広げた。後場は16300円台でのもみ合いが続いたが、大引けにかけて円安進行とともに強含んだ。大引けの日経平均は前日比154.46円高の16385.89円となった。東証1部の売買高は20億5377万株、売買代金は2兆4920億円だった。業種別では、その他製品が7%高と急伸したほか、繊維製品、ゴム製品が上昇率上位だった。一方、下落したのは証券、海運など4業種のみだった。


◆注目銘柄◆
ソフトバンクグ<9984>やソニー<6758>が2%超上昇し、トヨタ自<7203>、NTT<9432>、小野薬<4528>もしっかり。コマツ<6301>は4%高と上げが目立った。スマートフォンゲームアプリ「Pokemon GO」の好調で連日活況の任天堂<7974>は急反発し16%近く上昇した。関連銘柄物色も引き続き活発で、フジHD<4676>が14%高と急伸。また、サノヤスHD<7022>とイマジカロボッ<6879>がストップ高まで買われ、東証1部上昇率上位となった。一方、三菱UFJ<8306>が小幅安となったほか、三井住友<8316>、みずほ<8411>、ファーストリテ<9983>、ホンダ<7267>などが軟調。キーエンス<6861>が2%超、Vテク<7717>が3%超の下落に。また、業績予想の下方修正を発表したガリバー<7599>がストップ安比例配分となり、コロプラ<3668>、ワッツ<2735>などとともに東証1部下落率上位となった。


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【日経平均は5日続伸、ファーストリテが急伸し指数押し上げ、LINEは堅調発進】15(金)

■概況■16497.85、+111.96
15日(金)の日経平均は5日続伸。14日の米国市場でNYダウは134ドル高となり、連日で最高値を更新した。日経平均もこうした流れを受けて小幅高でスタートすると、金融関連株や輸出関連株が買われたほか、指数寄与度の大きいファーストリテ<9983>の急伸もあり上げ幅を広げる展開となった。午前に発表された中国の経済指標が市場予想を上回ると、為替相場が1ドル=106円台まで円安に振れるとともに、日経平均も後場に一時16607.32円(前日比221.43円高)まで上昇した。ただ、3連休を控え引けにかけて上げ幅を縮めた。大引けの日経平均は前日比111.96円高の16497.85円となった。東証1部の売買高は25億1078万株、売買代金は3兆1130億円だった。業種別では、保険業、証券、その他製品が上昇率上位だった。一方、水産・農林業、食料品、医薬品が下落率上位だった。


◆注目銘柄◆
三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほ<8411>といったメガバンク株や、トヨタ自<7203>、ホンダ<7267>、マツダ<7261>といった自動車株が買われた。ソニー<6758>やソフトバンクグ<9984>もしっかり。第3四半期決算が市場予想を上回ったファーストリテはストップ高で取引を終え、日経平均を約196円押し上げた。売買代金上位では野村<8604>、第一生命<8750>も上げが目立った。連日活況の任天堂<7974>は本日も10%近く上昇し、サノヤスHD<7022>など関連銘柄への物色も継続した。また、ファーストリテやサノヤスHDに加え、SKジャパン<7608>、一六堂<3366>などがストップ高で東証1部上昇率上位となった。一方、キーエンス<6861>やファナック<6954>が2%超、小野薬<4528>が3%超下落したほか、KDDI<9433>、JT<2914>、NTT<9432>などが軟調。また、連日のストップ安比例配分となったガリバー<7599>、任天堂を除くゲーム株の軟調推移で大きく売られたgumi<3903>、LINE<3938>関連のネオス<3627>やメディアドゥ<3678>などが東証1部下落率上位となった。なお、本日東証1部に新規上場したLINEは、公開価格3300円を48.5%上回る4900円で初値を付けた。その後5000円まで上昇する場面があったものの失速し、終値は4345円となった。

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《TM》

 提供:フィスコ

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