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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):川崎汽、丸紅、三菱UFJ、高島屋

川崎汽 <日足> 「株探」多機能チャートより
■川崎汽船 <9107>  232円  -8 円 (-3.3%)  本日終値
 川崎汽船<9107>が続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、コンテナ船運賃が16年4~6月期に大底を打つ可能性があると見ていたものの、大底を打つ時期は17年3月期末以降になると修正。コスト競争力の高い欧州系船社が値下げによって消席率を改善させ、黒字に回復する動きを見せ始めたため、16年1~3月期の低い運賃水準が当面続く可能性が高まったと解説。レーティングを「オーバーウエート」から「ニュートラル」へ、目標株価を260円から230円にへ引き下げ。また、モルガン・スタンレーMUFG証券では、レーティング「アンダーウエート」を継続、目標株価を160円から140円に引き下げている。

■丸紅 <8002>  508.8円  -17.3 円 (-3.3%)  本日終値
 丸紅<8002>が続落。大和証券はリポートで、17年3月期の利益計画が想定以上に低いことと、配当計画額が前期比で減配とされたことはサプライズであったと指摘。財務改善、収益力回復には時間がかかる見込みであり、当面は同社の配当額が大きく引き上げられる可能性は低いと予想している。投資判断は「3」(中立)を継続。目標株価は620円から540円へ引き下げている。

■三菱UFJ <8306>  527.2円  -17.5 円 (-3.2%)  本日終値
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクが安い。安倍首相は1日、記者会見で消費増税の再延期を正式表明したが、これについて市場では「織り込み済みというよりは、増税延期とセットで補正予算など財政出動の話が出ると期待していた向きが多く、肩透かしをくったかたちとなり内需株の売りにつながっている」(国内ネット証券大手)と指摘されている。内需の要である銀行株には指数を絡めた仕掛け的な売りも入りやすく、また個人株主も多いことから全体の地合い悪化を助長する格好となっている。

■高島屋 <8233>  754円  -23 円 (-3.0%)  本日終値
 高島屋<8233>が続落。1日の取引終了後に発表した5月度の店頭売上速報で、高島屋単体と国内百貨店子会社を含む17店合計の売上高は前年同月比1.7%減と3カ月連続で前年実績を下回ったことが嫌気されている。時計専門館タカシマヤウオッチメゾンが好調に推移したことなどで宝飾品が前年実績を上回ったほか、婦人雑貨や子供服ホビー、食料品なども伸長したが、紳士服や紳士雑貨、婦人服、特選衣料雑貨など衣料品を中心に前年比マイナスとなった。また、土曜日が前年より1日少なかったことも響いた。

■日本郵船 <9101>  204円  -6 円 (-2.9%)  本日終値
 日本郵船<9101>が反落。1日付で三菱UFJモルガン・スタンレー証券がレーティング「オーバーウエート」継続ながら目標株価を300円から270円へ引き下げた。運賃市況の低迷長期化による長期契約利益剥落(主にドライバルク船部門、LNG船部門、完成車輸送船部門)などから17年3月期を通期連結営業利益で会社側予想の275億円(前期489億6400万円)に対して従来予想の454億円から167億円へ、18年3月期を540億円から234億円へ引き下げている。

■サイバーエージェント <4751>  5,140円  -150 円 (-2.8%)  本日終値
 サイバーエージェント<4751>が下落。大和証券はリポートで、同社の16年9月期第2四半期(1~3月)決算について、収益性の高いゲーム事業の減収によるミックスの悪化と、メディア事業における先行投資増加で前四半期比2ケタの営業減益となったと紹介。ただ、今後の業績牽引役と期待される「AbemaTV」(メディア事業)は好スタートとなった模様と指摘。決算説明会での「事業化できると確信」との藤田社長のコメントが印象的であったとしたうえで、暫くは費用先行となろうが、同証券では17年9月期後半での四半期黒字化を見込むと解説。目標株価を5120円から5360円へ引き上げ、投資判断は「3」(中立)を継続している。

■キッコーマン <2801>  3,810円  -110 円 (-2.8%)  本日終値
 キッコーマン<2801>は続落。同社は1日の取引終了後、17年3月期の連結業績予想の修正を発表。純利益を200億円から240億円(前期比20.2%増)へ上方修正、売上高は4035億円(同1.2%減)、営業利益は315億円(同3.4%減)の従来予想を据え置いたが株価は反応薄。持ち分法適用関連会社である理研ビタミン<4526>が実施した自己株式の公開買付けに同社が660万株を応募した結果、公開買付期間終了の5月31日までに全ての株式の買付けが成立、これにより理研ビタミンが同社の持ち分法適用関連会社に該当しないこととなった。そのため、持ち分法による投資利益の減少、および同社が応募した理研ビタミンの公開買付けによる自己株式の取得が、みなし配当事由に該当することから、法人税などの減少などが見込まれる。

■カルビー <2229>  3,955円  -110 円 (-2.7%)  本日終値
 カルビー<2229>が年初来安値を更新。国内大手証券では、米国では旧工場の生産体制が回復していないうえ大口取引先での棚が減少したと指摘。スペイン・インドネシアの新規進出2国では、合弁先工場が間借りできないことなどから創業赤字が重いとみて、米国事業の回復と新規進出国の事業が軌道に乗るまでは様子をみたいと解説。レーティング「ニュートラル」を継続、目標株価を5000円から4000円に引き下げている。

■ファーストリテイリング <9983>  28,180円  -785 円 (-2.7%)  本日終値
 ファーストリテイリング<9983>が続落。この日の引け後に5月の国内ユニクロ売上高速報の発表を控えており、足もとの売り上げ悪化を警戒した売りが出ているようだ。4月は既存店売上高が前年同月比1.3%増と2カ月ぶりに前年実績を上回ったが、23日に月次動向を発表したジーンズメイト<7448>の5月既存店売上高が同3.9%減となり、3カ月ぶりに前年を下回ったことや、前年に比べて土曜日が1日少ない影響などが警戒されているようだ。

■宇部興産 <4208>  197円  -5 円 (-2.5%)  本日終値
 宇部興産<4208>が続落。岩井コスモ証券が1日付のリポートで、投資判断「B」を継続したものの、目標株価を250円から210円へ引き下げたことが嫌気されている。16年3月期は大幅増益だったものの、17年3月期はアンモニア設備や自家発電設備の2年に1回の定期修理年で修繕費がかさむことから大幅減益を見込んでいる。同証券では、市場平均と比べると割安だが、化学セクターの競合他社との比較では大差はないと指摘しており、セクター全体への見直し機運が高まるまで株価の上値は限定されると予想している。

●ストップ高銘柄
 モブキャスト <3664>  485円  +80 円 (+19.8%) ストップ高   本日終値
 sMedio <3913>  3,155円  +500 円 (+18.8%) ストップ高   本日終値
 GMO TECH <6026>  3,390円  +503 円 (+17.4%) ストップ高   本日終値
 以上、3銘柄

●ストップ安銘柄
 エナリス <6079>  453円  -100 円 (-18.1%) ストップ安   本日終値
 JIG-SAW <3914>  8,180円  -1,500 円 (-15.5%) ストップ安   本日終値
 以上、2銘柄

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