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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):セリア、豊田織、かんぽ生命、富士重

■セリア <2782>  6,930円  +160 円 (+2.4%)  本日終値
 セリア<2782>が5連騰で新高値。足もとの販売は好調で既存店売上高は12月が前年同月比5.1%増、1月が3.8%増、2月が6%増と増収ペースが加速。クリスマス、新年などの季節の催しにあわせた品揃えが売り上げをけん引した様子だ。会社計画は毎月1%増前後とみられており、16年3月期業績には増額修正観測が浮上。一部外国証券は、同期の連結営業利益は110億円に対し117億円、17年3月期は135億円と業績拡大が続くと予想している。

■九電工 <1959>  2,421円  +55 円 (+2.3%)  本日終値
 大和証券の日本株投資戦略では、物価増勢の鈍化や想定以上の円高から、日銀は展望レポートの4月28日に追加緩和の可能性が高そうと指摘。企業収益面では、16年度の会社サイドの見通しは、保守的な為替前提などからほぼゼロ~小幅減益見通しも、1ドル=115円前提ならTOPIXのEPSは最高益を更新、日本企業の株主還元が本格化しそうと解説。個別では、九電工<1959>をモデルポートフォリオに新規採用、かわって象印マホービン<7965>を除外している。

■豊田自動織機 <6201>  5,090円  +115 円 (+2.3%)  本日終値
 豊田自動織機<6201>が続伸。クレディ・スイス証券では、割安感が増してきたと指摘。同社の金融資産価値に対する株価バリュエーションは過去1年間のマイナス2シグマ水準にとどまるとみて、過度に割安な株価バリュエーションの短期的な切り上がりが期待できると解説。16年3月期営業利益は計画をやや上回る着地を予想し、期末にかけては、アサヒセキュリティ、ワンビシアーカイブズの売却益を原資に、自社株買いも含めたさらなる株主還元強化への期待が高まると評価。レーティング「アウトパフォーム」を継続、目標株価は8500円から6300円に引き下げている。

■王将フードサービス <9936>  4,040円  +90 円 (+2.3%)  本日終値
 王将フードサービス<9936>が高い。前週末11日の取引終了後、従来50円としていた16年3月期の期末配当について、10円増額して60円にするとともに、旗艦工場となる東松山工場の竣工を記念して5円の記念配当を実施し65円にすると発表しており、これが好感されている。。なお、これにより中間配当と合わせた年間配当は125円(従来予想110円、前期100円)を予定している。

■トランス・コスモス <9715>  2,606円  +54 円 (+2.1%)  本日終値
 トランスコスモス<9715>が堅調。同社は11日、リハビリ・ヘルスケア事業を展開するワイズ(東京都中央区)と資本業務提携したことを発表した。ワイズ社は介護保険による機能訓練特化型デイサービス「アルクル」と脳卒中の後遺症に特化した実費型リハビリ施設「脳梗塞リハビリセンター」を運営している。すでに、トランスコスモスが運営する通販ブランド「日本直販」を通じ、ワイズ社が作成した、脳梗塞・脳出血などの後遺症に悩む方向けの「ホームリハビリDVD」を販売している。今回の資本業務提携により、ワイズ社が開発する高齢者向けオリジナル商品を、シニア層を中心に850万人の会員を有する「日本直販」や、トランスコスモスのグローバルECチャネルで販売する方針。加えて、アルゼンチンのECワンストップサービス企業であるエンポリオ・コンプラス社と資本業務提携したことも発表している。

■かんぽ生命保険 <7181>  2,705円  +55 円 (+2.1%)  本日終値
 11日、かんぽ生命 <7181> が金融庁と総務省から再保険の引き受けに関する認可を取得したと発表したことが買い材料視された。再保険はリスク分散を目的としたもので、保険契約での損害の全部または一部を補填する代わりに、再保険料を受け取るもの。今回の認可取得により、他の生命保険会社から保険契約を引き受けることが可能となった。発表を受けて、再保険の引き受けによる収益基盤の拡大を期待する買いが向かった。

■ウェルネット <2428>  3,430円  +60 円 (+1.8%)  本日終値
 ウェルネット<2428>が続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、同社の決済事業はEC市場拡大を背景に中長期での評価が可能と指摘。ECのなかで、CtoC(個人間取引)市場の拡大が売り上げに貢献をしているとみて、CtoC市場拡大は中長期でのカタリストにもなると解説。レーティング「オーバーウエート」と目標株価5700円を継続している。

■東プレ <5975>  2,168円  +38 円 (+1.8%)  本日終値
 11日、東プレ <5975> が株主優待制度を拡充すると発表したことが買い材料視された。1年以上継続保有する株主を対象に、贈呈するクオカードの金額を500円分増額する。具体的には100株以上1000株未満保有で2000円分、1000株以上1万株未満保有で4000円分、1万株以上保有で6000円分となる。なお、1年未満の株主への優待の変更はない。発表を受けて、株主還元の拡充を好感する買いが向かった。

■富士重工業 <7270>  4,111円  +61 円 (+1.5%)  本日終値
 富士重工業<7270>が3日続伸。外国為替市場では1ドル=113円台後半の値動きでひと頃の円高基調に歯止めがかかっており、自動車セクターに見直しの動きが出ている。そのなか同社は、主力の北米市場でSUV(スポーツ車)が売り上げを伸ばすなど海外販売が好調に推移しており、これをバネに15年4~12月期の販売台数は71万台を超え過去最高を記録している。足もとの好実態に加え、時価予想PER7倍台の割安さを拠りどころに買いに厚みが加わってきた。

●ストップ高銘柄
 アウンコンサルティング <2459>  324円  +80 円 (+32.8%) ストップ高   本日終値
 MRT <6034>  4,080円  +700 円 (+20.7%) ストップ高   本日終値
 太洋工業 <6663>  945円  +150 円 (+18.9%) ストップ高   本日終値
 キューブシステム <2335>  646円  +100 円 (+18.3%) ストップ高   本日終値
 データセクション <3905>  660円  +100 円 (+17.9%) ストップ高   本日終値
 など、10銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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