【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):日電硝、アダストリア、ABCマート、住友化
■日本電気硝子 <5214> 570円 +14 円 (+2.5%) 本日終値
日本電気硝子<5214>が3日続伸。大和証券は、16年12月期会社計画の営業利益220億円(前期比横ばい)は保守的な印象とリポートで指摘。同証券予想の営業利益は、16年12月期は前期比9%増の240億円(従来予想260億円)、17年12月期は同17%増の280億円(同285億円)で、LCD用基板ガラスの収益回復ペースの鈍化を見込んだことから、従来予想から引き下げたものの、ガラスファイバ、電子部品向けガラス等でカバー、増益基調を維持できると見ている。同証券は、レーティングは「3」(中立)を継続し、目標株価は710円から670円へ引き下げている。
■ニューフレア <6256> 5,480円 +130 円 (+2.4%) 本日終値
野村証券が3月2日付けで2銘柄のレーティングを保留とすることを決めたと発表した。該当銘柄はニューフレアテクノロジー<6256>と堀場製作所<6856>の2銘柄。ニューフレアはレーティング「リデュース」→「Suspended(保留・一時停止)」とし、 堀場製作はレーティング「ニュートラル」→「Suspended(保留・一時停止)」としている。
■アダストリア <2685> 3,090円 +70 円 (+2.3%) 本日終値
アダストリア<2685>が5日続伸。2日の取引終了後に発表した2月の国内月次売上高で、既存店売上高が前年同月比6.7%増と3カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。全国的に気温の変動が大きかったものの、ブルゾンやジャケットなどの軽アウターや、薄手のニットなどの春物衣料に動きが見られた。また、ブランド別では、グローバルワーク、ローリーズファーム、ジーナシス、ベイフローが全体を牽引した。また、きょう付の日本経済新聞で、「2016年2月期の連結営業利益は、前の期比2.6倍の155億円程度になったとみられる」と報じられており、会社計画の140億円を上回るとの観測を好材料視した買いも入っているようだ。記事によると、グローバルワークでニット類やウールコートの販売が好調だったほか、海外事業の採算が改善したことも収益を押し上げたという。
■菱洋エレクトロ <8068> 1,222円 +25 円 (+2.1%) 本日終値
2日、菱洋エレク <8068> が16年1月期の連結経常利益を従来予想の9億円→10.8億円に20.0%上方修正。減益率が64.0%減→56.8%減に縮小する見通しとなったことが買い材料。在庫評価損の一部戻入れが生じたことに加え、販管費の削減が利益を押し上げた。
■日本駐車場開発 <2353> 124円 +2 円 (+1.6%) 本日終値
日本駐車場開発<2353>が小幅続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、有人管理による他社駐車場との差別化など安定成長が期待でき、現在の株価は割安感が大きいと指摘。天候要因などで運営が厳しくなった他社スキー場の売却案件が増えれば、買収による成長ストーリーで中期営業増益基調が続くと解説。レーティング「バイ」、目標株価180円を継続している。
■エービーシー・マート <2670> 6,830円 +90 円 (+1.3%) 本日終値
エービーシー・マート<2670>が続伸。2日の取引終了後に発表した2月度概況で、既存店売上高が前年同月比9.0%増と2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。うるう年の影響で平日が1日多かったことや、旧正月によるインバウンド需要を取り込めたことが寄与した。商品別では、スニーカーを中心とした春の新商品の販売が好調で、スポーツシューズやキッズシューズも好調だった。なお、通期では既存店売上高は前期比5.1%増、全店売上高は同9.2%増だった。
■ファンコミ <2461> 754円 +9 円 (+1.2%) 本日終値
ファンコミュニケーションズ<2461>が4日続伸。いちよし経済研究所では、足もとではスマートフォン向け「nend」の売り上げが同研究所予想を下回っていると指摘。それでも、新たな広告商材の開発を強化していることから、17年12月期以降は年率10%超の利益成長率に戻ると想定。16年12月期営業利益予想を72億円から62億円(会社計画は62億円)に、17年12月期営業利益予想を92億円から73億円に引き下げ。レーティング「A」を継続、フェアバリューは1300円から1200円に引き下げている。
■住友化学 <4005> 516円 +6 円 (+1.2%) 本日終値
住友化学<4005>は頑強な値動きで500円台を固める動き。同社は住友グループの総合化学の重鎮であり、石油化学部門と医薬部門の好調を背景に足もとの業績は会社側計画を上回って推移している。15年4~12月期営業利益は前年同期比68%増の1195億3700万円と通期予想に対する進捗率は約8割に達している。そのなか、同社は2日に発表した16~18年度の中期経営計画で3000億円の「戦略的M&A枠」を設定しており、同社が目指す「攻めの経営」が改めて買いの手掛かり材料となっている。
■住友電気工業 <5802> 1,434円 +16.5 円 (+1.2%) 本日終値
住友電気工業<5802>が小幅ながら続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、自動車事業は堅調が続いているものの、自動車に次ぐ収益源として期待される環境エネルギーの台頭には時間を要し、円高進行による業績悪化リスクがあると指摘。構造改革に時間を要するものの、環境エネルギー事業は利益ポテンシャルが非常に高いことから、実現すれば自動車事業に次ぐ収益の柱になると解説。レーティング「ニュートラル」を継続、目標株価は1940円から1850円に引き下げている。
■ロック・フィールド <2910> 3,120円 +30 円 (+1.0%) 本日終値
2日、Rフィールド <2910> が決算を発表。16年4月期第3四半期累計(15年5月-16年1月)の連結経常利益が前年同期比28.8%増の19.5億円に伸びて着地したことが買い材料。高付加価値品の品揃え強化や店舗改装などが奏功し、既存店売上高が前年同期を上回ったことが寄与。なお、直近四半期の11-1月期の同利益は10.5億円と四半期ベースでの過去最高益を更新した。繁忙期であるクリスマスや年末年始が好天に恵まれ、客数が増加したことが利益拡大につながった。通期計画の21.8億円に対する進捗率は89.8%に達しており、通期上振れを期待する買いが向かった。
●ストップ高銘柄
アクサスHD <3536> 293円 +80 円 (+37.6%) ストップ高 本日終値
エヌ・ピー・シー <6255> 224円 +50 円 (+28.7%) ストップ高 本日終値
ダブルスタンダード <3925> 2,980円 +500 円 (+20.2%) ストップ高 本日終値
ホロン <7748> 610円 +100 円 (+19.6%) ストップ高 本日終値
田中化学研究所 <4080> 917円 +150 円 (+19.6%) ストップ高 本日終値
など、9銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース
日本電気硝子<5214>が3日続伸。大和証券は、16年12月期会社計画の営業利益220億円(前期比横ばい)は保守的な印象とリポートで指摘。同証券予想の営業利益は、16年12月期は前期比9%増の240億円(従来予想260億円)、17年12月期は同17%増の280億円(同285億円)で、LCD用基板ガラスの収益回復ペースの鈍化を見込んだことから、従来予想から引き下げたものの、ガラスファイバ、電子部品向けガラス等でカバー、増益基調を維持できると見ている。同証券は、レーティングは「3」(中立)を継続し、目標株価は710円から670円へ引き下げている。
■ニューフレア <6256> 5,480円 +130 円 (+2.4%) 本日終値
野村証券が3月2日付けで2銘柄のレーティングを保留とすることを決めたと発表した。該当銘柄はニューフレアテクノロジー<6256>と堀場製作所<6856>の2銘柄。ニューフレアはレーティング「リデュース」→「Suspended(保留・一時停止)」とし、 堀場製作はレーティング「ニュートラル」→「Suspended(保留・一時停止)」としている。
■アダストリア <2685> 3,090円 +70 円 (+2.3%) 本日終値
アダストリア<2685>が5日続伸。2日の取引終了後に発表した2月の国内月次売上高で、既存店売上高が前年同月比6.7%増と3カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。全国的に気温の変動が大きかったものの、ブルゾンやジャケットなどの軽アウターや、薄手のニットなどの春物衣料に動きが見られた。また、ブランド別では、グローバルワーク、ローリーズファーム、ジーナシス、ベイフローが全体を牽引した。また、きょう付の日本経済新聞で、「2016年2月期の連結営業利益は、前の期比2.6倍の155億円程度になったとみられる」と報じられており、会社計画の140億円を上回るとの観測を好材料視した買いも入っているようだ。記事によると、グローバルワークでニット類やウールコートの販売が好調だったほか、海外事業の採算が改善したことも収益を押し上げたという。
■菱洋エレクトロ <8068> 1,222円 +25 円 (+2.1%) 本日終値
2日、菱洋エレク <8068> が16年1月期の連結経常利益を従来予想の9億円→10.8億円に20.0%上方修正。減益率が64.0%減→56.8%減に縮小する見通しとなったことが買い材料。在庫評価損の一部戻入れが生じたことに加え、販管費の削減が利益を押し上げた。
■日本駐車場開発 <2353> 124円 +2 円 (+1.6%) 本日終値
日本駐車場開発<2353>が小幅続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、有人管理による他社駐車場との差別化など安定成長が期待でき、現在の株価は割安感が大きいと指摘。天候要因などで運営が厳しくなった他社スキー場の売却案件が増えれば、買収による成長ストーリーで中期営業増益基調が続くと解説。レーティング「バイ」、目標株価180円を継続している。
■エービーシー・マート <2670> 6,830円 +90 円 (+1.3%) 本日終値
エービーシー・マート<2670>が続伸。2日の取引終了後に発表した2月度概況で、既存店売上高が前年同月比9.0%増と2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。うるう年の影響で平日が1日多かったことや、旧正月によるインバウンド需要を取り込めたことが寄与した。商品別では、スニーカーを中心とした春の新商品の販売が好調で、スポーツシューズやキッズシューズも好調だった。なお、通期では既存店売上高は前期比5.1%増、全店売上高は同9.2%増だった。
■ファンコミ <2461> 754円 +9 円 (+1.2%) 本日終値
ファンコミュニケーションズ<2461>が4日続伸。いちよし経済研究所では、足もとではスマートフォン向け「nend」の売り上げが同研究所予想を下回っていると指摘。それでも、新たな広告商材の開発を強化していることから、17年12月期以降は年率10%超の利益成長率に戻ると想定。16年12月期営業利益予想を72億円から62億円(会社計画は62億円)に、17年12月期営業利益予想を92億円から73億円に引き下げ。レーティング「A」を継続、フェアバリューは1300円から1200円に引き下げている。
■住友化学 <4005> 516円 +6 円 (+1.2%) 本日終値
住友化学<4005>は頑強な値動きで500円台を固める動き。同社は住友グループの総合化学の重鎮であり、石油化学部門と医薬部門の好調を背景に足もとの業績は会社側計画を上回って推移している。15年4~12月期営業利益は前年同期比68%増の1195億3700万円と通期予想に対する進捗率は約8割に達している。そのなか、同社は2日に発表した16~18年度の中期経営計画で3000億円の「戦略的M&A枠」を設定しており、同社が目指す「攻めの経営」が改めて買いの手掛かり材料となっている。
■住友電気工業 <5802> 1,434円 +16.5 円 (+1.2%) 本日終値
住友電気工業<5802>が小幅ながら続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、自動車事業は堅調が続いているものの、自動車に次ぐ収益源として期待される環境エネルギーの台頭には時間を要し、円高進行による業績悪化リスクがあると指摘。構造改革に時間を要するものの、環境エネルギー事業は利益ポテンシャルが非常に高いことから、実現すれば自動車事業に次ぐ収益の柱になると解説。レーティング「ニュートラル」を継続、目標株価は1940円から1850円に引き下げている。
■ロック・フィールド <2910> 3,120円 +30 円 (+1.0%) 本日終値
2日、Rフィールド <2910> が決算を発表。16年4月期第3四半期累計(15年5月-16年1月)の連結経常利益が前年同期比28.8%増の19.5億円に伸びて着地したことが買い材料。高付加価値品の品揃え強化や店舗改装などが奏功し、既存店売上高が前年同期を上回ったことが寄与。なお、直近四半期の11-1月期の同利益は10.5億円と四半期ベースでの過去最高益を更新した。繁忙期であるクリスマスや年末年始が好天に恵まれ、客数が増加したことが利益拡大につながった。通期計画の21.8億円に対する進捗率は89.8%に達しており、通期上振れを期待する買いが向かった。
●ストップ高銘柄
アクサスHD <3536> 293円 +80 円 (+37.6%) ストップ高 本日終値
エヌ・ピー・シー <6255> 224円 +50 円 (+28.7%) ストップ高 本日終値
ダブルスタンダード <3925> 2,980円 +500 円 (+20.2%) ストップ高 本日終値
ホロン <7748> 610円 +100 円 (+19.6%) ストップ高 本日終値
田中化学研究所 <4080> 917円 +150 円 (+19.6%) ストップ高 本日終値
など、9銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース