【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):平田機工、商船三井、三菱UFJ、国際石開帝石
■平田機工 <6258> 2,805円 +276 円 (+10.9%) 本日終値
平田機工<6258>が大幅高。自動車や半導体、液晶、有機ELなど幅広い分野で生産エンジニアリングを手掛けている。米アップルがiPhoneの表示装置として有機ELパネルを採用する動きをみせ、韓国LGも同分野で巨額投資を行う方向にあるなど、その周辺メーカーにとっても商機が拡大するとの思惑が強い。そのなか同社は有機EL向け真空チャンバーを受託製造しており、収益チャンスが意識されているようだ。同社は有機EL向けでクリーンルームの増設に動くなど、同分野に注力姿勢をみせている。
■商船三井 <9104> 244円 +19 円 (+8.4%) 本日終値 東証1部 上昇率10位
商船三井<9104>、川崎汽船<9107>、日本郵船<9101>など海運株が軒並み高。原油価格が反発基調を強めるなか、同時に国際的な海運市況を示すバルチック海運指数にも下げ止まり期待が出ている。また、大手海運には構造改革による業績改善期待が浮上している。 商船三井の場合、16年3月期の連結営業損益は50億円の赤字が予想されているが、一部外資系アナリストからは来期以降の業績回復を予想する見方が浮上。「今年度業績が大底」ともみられており、海運株全般には再評価機運が出ている。
■三菱UFJ <8306> 551.3円 +40.4 円 (+7.9%) 本日終値
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>などメガバンクが軒並み高。市場では「きょうは出遅れ感に目をつけた(メガバンクへの)個人投資家の参戦も目立つが、上昇の原動力となっているのは外国人。これまでマイナス金利を材料に売り込んできた海外ヘッジファンドの買い戻しが上げ足を助長している」(国内準大手証券情報部)という。メガバンク3社ともPBRは0.5倍前後と低く、配当利回りは三菱UFJが3.3%程度、三井住友とみずほは4%を超える水準にあり、指標面からも売られ過ぎ是正の買いが勢いを増している。
■栃木銀行 <8550> 467円 +31 円 (+7.1%) 本日終値
2日、栃木銀 <8550> が発行済み株式数(自社株を除く)の8.8%にあたる1000万株(金額で45億円)を上限に、3日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買い(買い付け価格は2日終値の436円)を実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。また、3.9%にあたる450万株の自社株を3月15日に消却すると発表したことも支援材料。
■国際石油開発帝石 <1605> 909.2円 +50 円 (+5.8%) 本日終値
石油関連株が高い。国際石油開発帝石<1605>や石油資源開発<1662>、JXホールディングス<5020>はそろって3日続伸した。2日のWTI原油先物価格は終値ベースで前日比26セント高の34ドル66セントに値を上げた。一時、35ドル17セントと1月初旬以来、約2カ月ぶりの水準に上昇した。産油国の生産調整の動きを好感する買いが流入している。原油の増産凍結に向け石油輸出国機構(OPEC)と非加盟国が3月にも予定する会合に15カ国以上が参加する可能性が出てきた、との報道も流れている。
■三菱商事 <8058> 2,012.5円 +100 円 (+5.2%) 本日終値
三菱商事<8058>、伊藤忠商事<8001>、丸紅<8002>など大手商社株が高い。原油価格に加え銅など非鉄価格が上昇しており、資源分野に積極投資を行っている大手商社株に見直し買いが流入している。また、商社株は高配当利回りでも注目されている。三菱商事の配当利回りは2.5%前後、伊藤忠と丸紅は3.5%前後の水準にあり、今月末の配当権利取りの動きも出ているようだ。
株探ニュース
平田機工<6258>が大幅高。自動車や半導体、液晶、有機ELなど幅広い分野で生産エンジニアリングを手掛けている。米アップルがiPhoneの表示装置として有機ELパネルを採用する動きをみせ、韓国LGも同分野で巨額投資を行う方向にあるなど、その周辺メーカーにとっても商機が拡大するとの思惑が強い。そのなか同社は有機EL向け真空チャンバーを受託製造しており、収益チャンスが意識されているようだ。同社は有機EL向けでクリーンルームの増設に動くなど、同分野に注力姿勢をみせている。
■商船三井 <9104> 244円 +19 円 (+8.4%) 本日終値 東証1部 上昇率10位
商船三井<9104>、川崎汽船<9107>、日本郵船<9101>など海運株が軒並み高。原油価格が反発基調を強めるなか、同時に国際的な海運市況を示すバルチック海運指数にも下げ止まり期待が出ている。また、大手海運には構造改革による業績改善期待が浮上している。 商船三井の場合、16年3月期の連結営業損益は50億円の赤字が予想されているが、一部外資系アナリストからは来期以降の業績回復を予想する見方が浮上。「今年度業績が大底」ともみられており、海運株全般には再評価機運が出ている。
■三菱UFJ <8306> 551.3円 +40.4 円 (+7.9%) 本日終値
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>などメガバンクが軒並み高。市場では「きょうは出遅れ感に目をつけた(メガバンクへの)個人投資家の参戦も目立つが、上昇の原動力となっているのは外国人。これまでマイナス金利を材料に売り込んできた海外ヘッジファンドの買い戻しが上げ足を助長している」(国内準大手証券情報部)という。メガバンク3社ともPBRは0.5倍前後と低く、配当利回りは三菱UFJが3.3%程度、三井住友とみずほは4%を超える水準にあり、指標面からも売られ過ぎ是正の買いが勢いを増している。
■栃木銀行 <8550> 467円 +31 円 (+7.1%) 本日終値
2日、栃木銀 <8550> が発行済み株式数(自社株を除く)の8.8%にあたる1000万株(金額で45億円)を上限に、3日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買い(買い付け価格は2日終値の436円)を実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。また、3.9%にあたる450万株の自社株を3月15日に消却すると発表したことも支援材料。
■国際石油開発帝石 <1605> 909.2円 +50 円 (+5.8%) 本日終値
石油関連株が高い。国際石油開発帝石<1605>や石油資源開発<1662>、JXホールディングス<5020>はそろって3日続伸した。2日のWTI原油先物価格は終値ベースで前日比26セント高の34ドル66セントに値を上げた。一時、35ドル17セントと1月初旬以来、約2カ月ぶりの水準に上昇した。産油国の生産調整の動きを好感する買いが流入している。原油の増産凍結に向け石油輸出国機構(OPEC)と非加盟国が3月にも予定する会合に15カ国以上が参加する可能性が出てきた、との報道も流れている。
■三菱商事 <8058> 2,012.5円 +100 円 (+5.2%) 本日終値
三菱商事<8058>、伊藤忠商事<8001>、丸紅<8002>など大手商社株が高い。原油価格に加え銅など非鉄価格が上昇しており、資源分野に積極投資を行っている大手商社株に見直し買いが流入している。また、商社株は高配当利回りでも注目されている。三菱商事の配当利回りは2.5%前後、伊藤忠と丸紅は3.5%前後の水準にあり、今月末の配当権利取りの動きも出ているようだ。
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