【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):野村、板硝子、三井物、ファストリ
■くらコーポレーション <2695> 5,540円 +260 円 (+4.9%) 本日終値
くらコーポレーション<2695>が昨年来高値。同社は2日、2月度の既存店売上高(速報値)が前年同月比1.8%増になったと発表。3カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されているようだ。なお、同社はきょう16年10月期第1四半期(15年11月~16年1月)の連結決算を発表する予定となっている。
■野村ホールディングス <8604> 523.9円 +22.3 円 (+4.5%) 本日終値
野村ホールディングス<8604>、大和証券グループ本社<8601>などをはじめ証券株が総じて上昇基調。全体相場は前日に日経平均が661円高と急伸、きょうもその余勢を駆って上値を指向しており、投資家のセンチメントは大きく改善傾向にある。こうしたなか証券セクターは全体の地合いの変化を反映、手数料収入の拡大や投信など運用成績の向上に期待した買いが優勢となっている。
■日本板硝子 <5202> 76円 +3 円 (+4.1%) 本日終値
日本板硝子<5202>が続伸。大和証券はリポートで、16年3月期会社計画営業利益に対しては若干の未達懸念があるものの、第4四半期は建築用ガラスの収益拡大が続く一方、高機能ガラス収益悪化の影響が薄れ、第3四半期に比べ前年同期比増益率が高まる可能性が高いと解説。17年3月期は、建築用・自動車用ガラスの販売数量回復、コスト削減効果に加え、ピルキントン買収に係る償却費の減少から高い増益率になろうとの見方は変わらない、としている。同証券は、レーティングは「2」(アウトパフォーム)を継続。目標株価は135円から120円へ引き下げているものの、前日終値73円からは依然64.4%高い水準となっている。
■三井物産 <8031> 1,410円 +49.5 円 (+3.6%) 本日終値
三井物産<8031>が続伸。同社は2日、スマートフォン向けフリーマーケットアプリ「メルカリ」の企画・開発・運営を行うメルカリ(東京都港区)に出資したことを発表した。メルカリが行う第三者割当増資約84億円のうち、三井物産はリードインベスターの1社としての出資となり、取締役1名を派遣する予定。シェアリングエコノミー分野において事業投資を行うのは総合商社としては初めての取り組みで、東南アジア、ロシア、アフリカなどを含む新興国を中心に、メルカリのグローバル展開を支援していく。
■ファーストリテイリング <9983> 34,530円 +1,200 円 (+3.6%) 本日終値
ファーストリテイリング<9983>は続伸。2日の取引終了後に発表した2月の国内ユニクロ事業の売上高速報で、既存店売上高は前年同月比1.2%増と2カ月連続で前年実績を上回ったことを好感した買いが入った。2月は、男女ともにジョガーパンツなどの春物商品が順調に立ち上がったことが寄与した。内訳は客数は1.8%減だったが、客単価が3.0%増と29カ月連続でプラスとなった。なお、直営店計の売上高は同1.6%増、直営店およびダイレクト販売の売上高は同2.4%増だった。
■ジャパンディスプレイ <6740> 237円 +7 円 (+3.0%) 本日終値
ドイツ証券は2日、ジャパンディスプレイ<6740>を「バイ」から「ホールド」に引き下げた。目標株価は530円から350円に見直した。同証券では「外部市場環境が想定以上に悪化しており、16年度以降の増益が難しくなった」と指摘。具体的には17年3月期の連結営業利益予想を461億円から37億円(16年3月期は同230億円予想)に下方修正した。スマートフォン向け液晶パネルの出荷数量予想を引き下げたほか、研究開発費の増加や想定為替を1ドル=110円に見直したことなどが影響する。また、中期的にはシャープ<6753>の液晶や有機EL向け投資が拡大すれば、中小型液晶パネル業界の競争激化につながる可能性はある、とみている。
■大東建託 <1878> 16,550円 +460 円 (+2.9%) 本日終値
大東建託<1878>が3連騰。SMBC日興証券は同社についてのリポートで、堅調な2月月次受注高や、追加金融緩和による事業環境の改善を踏まえて、17年3月期以降の完成工事総利益率想定の引き上げや、不動産事業等総利益を増額するなどし、営業利益予想について16年3月期は10億円、17年3月期および18年3月期はそれぞれ20億円従来予想から増額。堅調な受注高と完成工事総利益率の回復により過去最高益の更新が続くと見込んでいる。同証券は目標株価を1万6000円から1万8000円へ引き上げ、投資評価は「2」(中立)を継続している。
■旭硝子 <5201> 584円 +15 円 (+2.6%) 本日終値
旭硝子<5201>が続伸。大和証券はリポートで、同社の営業利益について、16年12月期は前期比5%増の750億円(従来800億円)、17年12月期は同8%増の810億円(同830億円)と予想。全体では引き続き増益予想であるものの、堅調な需要、増産効果などによるガラス、化学品の増額を、液晶用ガラス基板、電子部材の収益性低下による電子の減額が上回ったため従来予想比では減額修正している。同証券は、レーティングは「3」(中立)を継続。電子の苦戦で短期業績には停滞感があるとみて、目標株価は750円から660円へ引き下げている。
株探ニュース
くらコーポレーション<2695>が昨年来高値。同社は2日、2月度の既存店売上高(速報値)が前年同月比1.8%増になったと発表。3カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されているようだ。なお、同社はきょう16年10月期第1四半期(15年11月~16年1月)の連結決算を発表する予定となっている。
■野村ホールディングス <8604> 523.9円 +22.3 円 (+4.5%) 本日終値
野村ホールディングス<8604>、大和証券グループ本社<8601>などをはじめ証券株が総じて上昇基調。全体相場は前日に日経平均が661円高と急伸、きょうもその余勢を駆って上値を指向しており、投資家のセンチメントは大きく改善傾向にある。こうしたなか証券セクターは全体の地合いの変化を反映、手数料収入の拡大や投信など運用成績の向上に期待した買いが優勢となっている。
■日本板硝子 <5202> 76円 +3 円 (+4.1%) 本日終値
日本板硝子<5202>が続伸。大和証券はリポートで、16年3月期会社計画営業利益に対しては若干の未達懸念があるものの、第4四半期は建築用ガラスの収益拡大が続く一方、高機能ガラス収益悪化の影響が薄れ、第3四半期に比べ前年同期比増益率が高まる可能性が高いと解説。17年3月期は、建築用・自動車用ガラスの販売数量回復、コスト削減効果に加え、ピルキントン買収に係る償却費の減少から高い増益率になろうとの見方は変わらない、としている。同証券は、レーティングは「2」(アウトパフォーム)を継続。目標株価は135円から120円へ引き下げているものの、前日終値73円からは依然64.4%高い水準となっている。
■三井物産 <8031> 1,410円 +49.5 円 (+3.6%) 本日終値
三井物産<8031>が続伸。同社は2日、スマートフォン向けフリーマーケットアプリ「メルカリ」の企画・開発・運営を行うメルカリ(東京都港区)に出資したことを発表した。メルカリが行う第三者割当増資約84億円のうち、三井物産はリードインベスターの1社としての出資となり、取締役1名を派遣する予定。シェアリングエコノミー分野において事業投資を行うのは総合商社としては初めての取り組みで、東南アジア、ロシア、アフリカなどを含む新興国を中心に、メルカリのグローバル展開を支援していく。
■ファーストリテイリング <9983> 34,530円 +1,200 円 (+3.6%) 本日終値
ファーストリテイリング<9983>は続伸。2日の取引終了後に発表した2月の国内ユニクロ事業の売上高速報で、既存店売上高は前年同月比1.2%増と2カ月連続で前年実績を上回ったことを好感した買いが入った。2月は、男女ともにジョガーパンツなどの春物商品が順調に立ち上がったことが寄与した。内訳は客数は1.8%減だったが、客単価が3.0%増と29カ月連続でプラスとなった。なお、直営店計の売上高は同1.6%増、直営店およびダイレクト販売の売上高は同2.4%増だった。
■ジャパンディスプレイ <6740> 237円 +7 円 (+3.0%) 本日終値
ドイツ証券は2日、ジャパンディスプレイ<6740>を「バイ」から「ホールド」に引き下げた。目標株価は530円から350円に見直した。同証券では「外部市場環境が想定以上に悪化しており、16年度以降の増益が難しくなった」と指摘。具体的には17年3月期の連結営業利益予想を461億円から37億円(16年3月期は同230億円予想)に下方修正した。スマートフォン向け液晶パネルの出荷数量予想を引き下げたほか、研究開発費の増加や想定為替を1ドル=110円に見直したことなどが影響する。また、中期的にはシャープ<6753>の液晶や有機EL向け投資が拡大すれば、中小型液晶パネル業界の競争激化につながる可能性はある、とみている。
■大東建託 <1878> 16,550円 +460 円 (+2.9%) 本日終値
大東建託<1878>が3連騰。SMBC日興証券は同社についてのリポートで、堅調な2月月次受注高や、追加金融緩和による事業環境の改善を踏まえて、17年3月期以降の完成工事総利益率想定の引き上げや、不動産事業等総利益を増額するなどし、営業利益予想について16年3月期は10億円、17年3月期および18年3月期はそれぞれ20億円従来予想から増額。堅調な受注高と完成工事総利益率の回復により過去最高益の更新が続くと見込んでいる。同証券は目標株価を1万6000円から1万8000円へ引き上げ、投資評価は「2」(中立)を継続している。
■旭硝子 <5201> 584円 +15 円 (+2.6%) 本日終値
旭硝子<5201>が続伸。大和証券はリポートで、同社の営業利益について、16年12月期は前期比5%増の750億円(従来800億円)、17年12月期は同8%増の810億円(同830億円)と予想。全体では引き続き増益予想であるものの、堅調な需要、増産効果などによるガラス、化学品の増額を、液晶用ガラス基板、電子部材の収益性低下による電子の減額が上回ったため従来予想比では減額修正している。同証券は、レーティングは「3」(中立)を継続。電子の苦戦で短期業績には停滞感があるとみて、目標株価は750円から660円へ引き下げている。
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