【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):ビックカメラ、安川電、住友化、日産
■ビックカメラ <3048> 990円 +44 円 (+4.7%) 本日終値
ビックカメラ<3048>が3連騰。SMBC日興証券が1日付で投資判断を新規「1」とし、目標株価を1300円に設定したことが好材料視されているようだ。 同証券では、良好な業界環境に加えて、自主企画商品の拡大による粗利率の改善を背景に16年8月期から18年8月期にかけて2ケタ営業増益が続くと予想。同社の株価は訪日外国人客数の成長に対する懸念や、転換社債の転換による希薄化・需給悪化懸念などから昨年6月をピークにTOPIXを31%アンダーパフォームしたが、同証券ではインバウンドの伸びが鈍化しても16年8月期は計画超過達成の20%営業増益を予想することや、転換による希薄化余地は3%にとどまるとして、株価は徐々に業績の拡大を織り込みに行くとみている。
■共英製鋼 <5440> 1,801円 +76 円 (+4.4%) 本日終値
クレディ・スイス証券の鉄鋼セクターのリポートでは、円はほぼ全通貨に対し上昇しつつあると指摘。鉄鋼製品は世界的にドルベースで取引されるため、円高は日本メーカーの輸出競争力を減退させるとともに、輸入圧力を増大させ、国内鉄鋼市況の下落圧力になるなど日本の鉄鋼市場にとっての新たな試練と解説。14年4月の消費増税の影響や17年4月に消費増税予定となっていることを考えれば、今後とも国内需要の盛り上がりを期待するのは難しいとみて、鉄鋼セクター内の選好順位を、普通鋼電炉>特殊鋼専業>高炉の順に設定。セクター内で最も株価上昇が期待できる銘柄として共英製鋼<5440>をピックアップしている。
■アイカ工業 <4206> 2,222円 +88 円 (+4.1%) 本日終値
1日、アイカ <4206> が創立80周年となる17年3月期の配当について、連結配当性向50%以上を目安に実施すると発表したことが買い材料視された。従来は連結配当性向30%以上を目安としており、普通配当の増額や記念配当の実施を期待する買いが向かった。
■松屋 <8237> 953円 +37 円 (+4.0%) 本日終値
1日、松屋 <8237> が2月の売上速報を発表。「銀座店」と「浅草店」両店計の銀座本店は前年同月比6.2%増となったことが買い材料視された。前年より気温が高かった影響で、コート類の販売が不調だったが、婦人服ではニットやワンピース、紳士服ではマフラー・手袋の販売が伸びた。免税対象では、宝飾・時計や化粧品が変わらず売上をけん引した。
■安川電機 <6506> 1,343円 +51 円 (+4.0%) 本日終値
安川電機<6506>が反発。クレディ・スイス証券では、不透明なマクロ環境のなか、新製品投入による需要創出、費用管理も迅速かつ柔軟に行える管理体制の構築に成功し、収益構造が様変わりした印象と指摘。6月辺りに向けて受注の再加速が期待可能との見方を継続し、FA関連サブセクターのトップピックと評価。レーティング「アウトパフォーム」を継続、目標株価は1700円から1600円に引き下げている。
■国際石油開発帝石 <1605> 859.2円 +32.5 円 (+3.9%) 本日終値
国際石油開発帝石<1605>、石油資源開発<1662>、JXホールディングス<5020>などが上昇。ここ原油市況が底入れ感を強めており、これが資源開発関連や石油関連株の見直し機運につながってきた。国際指標のひとつであるWTI原油先物価格は、前日に65セント高の1バレル=34ドル40セントと続伸し、終値ベースで1月5日以来の水準を回復している。前日の米国株市場ではシェブロンやエクソンモービルなどエネルギー関連が買われており、その流れが波及した。
■住友化学 <4005> 510円 +19 円 (+3.9%) 本日終値
住友化学<4005>は4日ぶりに反発。同社はきょう、19年3月期通期の連結営業利益目標を2000億円(16年3月期予想は1550億円)とする中期経営計画を発表した。17年3月期から19年3月期の間の投資計画は4000億円。これに加えて戦略的M&A枠として3000億円を設定し、スペシャリティケミカル分野での大型投資の機会を模索するとしている。
■日産自動車 <7201> 1,050.5円 +39 円 (+3.9%) 本日終値
日産自動車<7201>が反発。TIWでは、為替のプラス効果がなくなるなか、北米を中心とした販売好調で増益基調にあることは評価できると指摘。17年3月期は足下の為替水準をベースに減益影響を見込んでも増益・増配が可能との見方で、外部環境悪化のなかでの自社株買い発表は今後の業績への自信と見られ、ポジティブと解説。レーティング「1」を継続している。
■ヤマハ発動機 <7272> 1,724円 +62 円 (+3.7%) 本日終値
ヤマハ発動機<7272>が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、16年12月期は円高の影響で業績が一時的に踊り場を迎える可能性が高いものの、17年12月期以降は再び2ケタの営業増益を遂げる可能性が高いと予想。売上高営業利益率20%のマリン事業の持続的拡大や先進国二輪車事業の黒字定着、金融事業の拡大、新興国二輪車事業の回復、ROV事業が業績拡大の牽引役になると解説。レーティング「オーバーウエート」を継続、目標株価は3700円から3200円に引き下げている。
■百五銀行 <8368> 421円 +15 円 (+3.7%) 本日終値
1日、百五銀 <8368> が株主優待制度を新設すると発表したことが買い材料。毎年3月31日時点で1000株以上保有する株主を対象に、1000株以上5000株未満保有で三重県特産品3000円相当、5000株以上保有で同5000円相当を贈呈する。発表を受け、株主還元の強化を好感する買いが向かった。
●ストップ高銘柄
アクサスHD <3536> 213円 +50 円 (+30.7%) ストップ高 本日終値
石井工作研究所 <6314> 362円 +80 円 (+28.4%) ストップ高 本日終値
ドーン <2303> 2,510円 +500 円 (+24.9%) ストップ高 本日終値
サンワカンパニー <3187> 440円 +80 円 (+22.2%) ストップ高 本日終値
サイジニア <6031> 3,880円 +700 円 (+22.0%) ストップ高 本日終値
など、12銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース
ビックカメラ<3048>が3連騰。SMBC日興証券が1日付で投資判断を新規「1」とし、目標株価を1300円に設定したことが好材料視されているようだ。 同証券では、良好な業界環境に加えて、自主企画商品の拡大による粗利率の改善を背景に16年8月期から18年8月期にかけて2ケタ営業増益が続くと予想。同社の株価は訪日外国人客数の成長に対する懸念や、転換社債の転換による希薄化・需給悪化懸念などから昨年6月をピークにTOPIXを31%アンダーパフォームしたが、同証券ではインバウンドの伸びが鈍化しても16年8月期は計画超過達成の20%営業増益を予想することや、転換による希薄化余地は3%にとどまるとして、株価は徐々に業績の拡大を織り込みに行くとみている。
■共英製鋼 <5440> 1,801円 +76 円 (+4.4%) 本日終値
クレディ・スイス証券の鉄鋼セクターのリポートでは、円はほぼ全通貨に対し上昇しつつあると指摘。鉄鋼製品は世界的にドルベースで取引されるため、円高は日本メーカーの輸出競争力を減退させるとともに、輸入圧力を増大させ、国内鉄鋼市況の下落圧力になるなど日本の鉄鋼市場にとっての新たな試練と解説。14年4月の消費増税の影響や17年4月に消費増税予定となっていることを考えれば、今後とも国内需要の盛り上がりを期待するのは難しいとみて、鉄鋼セクター内の選好順位を、普通鋼電炉>特殊鋼専業>高炉の順に設定。セクター内で最も株価上昇が期待できる銘柄として共英製鋼<5440>をピックアップしている。
■アイカ工業 <4206> 2,222円 +88 円 (+4.1%) 本日終値
1日、アイカ <4206> が創立80周年となる17年3月期の配当について、連結配当性向50%以上を目安に実施すると発表したことが買い材料視された。従来は連結配当性向30%以上を目安としており、普通配当の増額や記念配当の実施を期待する買いが向かった。
■松屋 <8237> 953円 +37 円 (+4.0%) 本日終値
1日、松屋 <8237> が2月の売上速報を発表。「銀座店」と「浅草店」両店計の銀座本店は前年同月比6.2%増となったことが買い材料視された。前年より気温が高かった影響で、コート類の販売が不調だったが、婦人服ではニットやワンピース、紳士服ではマフラー・手袋の販売が伸びた。免税対象では、宝飾・時計や化粧品が変わらず売上をけん引した。
■安川電機 <6506> 1,343円 +51 円 (+4.0%) 本日終値
安川電機<6506>が反発。クレディ・スイス証券では、不透明なマクロ環境のなか、新製品投入による需要創出、費用管理も迅速かつ柔軟に行える管理体制の構築に成功し、収益構造が様変わりした印象と指摘。6月辺りに向けて受注の再加速が期待可能との見方を継続し、FA関連サブセクターのトップピックと評価。レーティング「アウトパフォーム」を継続、目標株価は1700円から1600円に引き下げている。
■国際石油開発帝石 <1605> 859.2円 +32.5 円 (+3.9%) 本日終値
国際石油開発帝石<1605>、石油資源開発<1662>、JXホールディングス<5020>などが上昇。ここ原油市況が底入れ感を強めており、これが資源開発関連や石油関連株の見直し機運につながってきた。国際指標のひとつであるWTI原油先物価格は、前日に65セント高の1バレル=34ドル40セントと続伸し、終値ベースで1月5日以来の水準を回復している。前日の米国株市場ではシェブロンやエクソンモービルなどエネルギー関連が買われており、その流れが波及した。
■住友化学 <4005> 510円 +19 円 (+3.9%) 本日終値
住友化学<4005>は4日ぶりに反発。同社はきょう、19年3月期通期の連結営業利益目標を2000億円(16年3月期予想は1550億円)とする中期経営計画を発表した。17年3月期から19年3月期の間の投資計画は4000億円。これに加えて戦略的M&A枠として3000億円を設定し、スペシャリティケミカル分野での大型投資の機会を模索するとしている。
■日産自動車 <7201> 1,050.5円 +39 円 (+3.9%) 本日終値
日産自動車<7201>が反発。TIWでは、為替のプラス効果がなくなるなか、北米を中心とした販売好調で増益基調にあることは評価できると指摘。17年3月期は足下の為替水準をベースに減益影響を見込んでも増益・増配が可能との見方で、外部環境悪化のなかでの自社株買い発表は今後の業績への自信と見られ、ポジティブと解説。レーティング「1」を継続している。
■ヤマハ発動機 <7272> 1,724円 +62 円 (+3.7%) 本日終値
ヤマハ発動機<7272>が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、16年12月期は円高の影響で業績が一時的に踊り場を迎える可能性が高いものの、17年12月期以降は再び2ケタの営業増益を遂げる可能性が高いと予想。売上高営業利益率20%のマリン事業の持続的拡大や先進国二輪車事業の黒字定着、金融事業の拡大、新興国二輪車事業の回復、ROV事業が業績拡大の牽引役になると解説。レーティング「オーバーウエート」を継続、目標株価は3700円から3200円に引き下げている。
■百五銀行 <8368> 421円 +15 円 (+3.7%) 本日終値
1日、百五銀 <8368> が株主優待制度を新設すると発表したことが買い材料。毎年3月31日時点で1000株以上保有する株主を対象に、1000株以上5000株未満保有で三重県特産品3000円相当、5000株以上保有で同5000円相当を贈呈する。発表を受け、株主還元の強化を好感する買いが向かった。
●ストップ高銘柄
アクサスHD <3536> 213円 +50 円 (+30.7%) ストップ高 本日終値
石井工作研究所 <6314> 362円 +80 円 (+28.4%) ストップ高 本日終値
ドーン <2303> 2,510円 +500 円 (+24.9%) ストップ高 本日終値
サンワカンパニー <3187> 440円 +80 円 (+22.2%) ストップ高 本日終値
サイジニア <6031> 3,880円 +700 円 (+22.0%) ストップ高 本日終値
など、12銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース