市場ニュース

戻る
 

【通貨】明日の為替相場見通し=112円ラインの攻防か、目先底打ちの期待も

 今晩からあすにかけての外国為替市場のドル円相場は、じわじわと進む円高トレンドに歯止めがかかるかがポイントとなりそうだ。予想レンジは1ドル=111円60~112円50銭。

 この日は、午後1時過ぎに一時111円64銭まで円高が進行。米大統領選に立候補しているクリントン前国務長官が、「日本は輸出を有利にするため円安に誘導している」と発言したこともあり、警戒感が台頭した。ただ、日銀の黒田東彦総裁が衆議院の財務金融委員会で「量・質の量面で追加緩和も選択肢に入る」と発言。これを受け、夕方の欧州時間にドル買い・円売りが強まり112円27銭まで値を戻した。

 あすも111円後半を意識しながらの展開が続きそうだ。ただ、111円60銭が目先の底となる可能性もあり112円台を維持できるかが注目される。今晩は米1月新築住宅販売件数の発表などがある。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

株探からのお知らせ

    日経平均