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【市況】明日の株式相場見通し=自律反発の買い先行、“売り飽き気分”の指摘も

 25日の東京株式市場は、きょうの日経平均株価続落に伴い、心理的なフシ目の1万6000円台を割り込んだことで、自律反発の買いが想定される。相変わらず外国為替市場の円・ドル相場や、原油価格の変動に左右される流れは続くものの、下値を拾う動きにも注目が集まりそうだ。

 市場関係者からは「きょうは朝方、日経平均株価が前日比300円近く下落する場面があった。その後、後場前半に外国為替市場で一時、1ドル=111円60銭台へと円高・ドル安が進行したにもかかわらず、日経平均株価は下落幅を縮小する“逆行”ともいえる動きとなった。いわゆる“売り飽き気分”も意識されているようだ」との見方が出ていた。

 24日の東京株式市場は、原油安や海外株安を嫌気して売りが優勢となった。売り一巡後は下げ渋ったものの、そこから買い上がる動きは鈍く3日ぶりに1万6000円台を割り込んで引けた。日経平均株価終値は、前日比136円26銭安の1万5915円79銭と続落した。

 日程面では、2月の月例経済報告に注目。海外では、米1月の耐久財受注が焦点となる。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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