【市況】【↓】日経平均 大引け|一時1万6300円回復も、円高を嫌気し反落 (2月23日)
日経平均の日足チャート 「株探」多機能チャートより
日経平均株価
始値 16230.38
高値 16350.38(09:24)
安値 16001.19(13:07)
大引け 16052.05(前日比 -59.00 、 -0.37% )
売買高 23億2218万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆2925億円 (東証1部概算)
-----------------------------------------------------------------
■本日のポイント
1.日経平均は反落、一時239円高も失速
2.朝方は欧米株高・原油高を背景に続伸
3.1ドル=112円台前半の円高を嫌気
4.鉄鋼や非鉄金属など素材株が高い
5.不動産や情報・通信など内需株がさえない
■東京市場概況
前日の米国市場では、原油高やアジア・欧州株の上昇が好感され、ダウは228ドル高と3日ぶりに大幅反発し、1月6日以来の高値水準を付けた。
一方、東京市場では、日経平均は59円安と反落した。
欧米株高、原油高を背景に買いが先行し、反発してスタート。一時は239円高まで買われたものの、買い一巡後は1ドル=112円台前半への円高進行に伴って戻り売りが勢いを増し、マイナス圏へと転落した。朝方の上昇で16日の高値1万6341円を上回りながら値を消したことも、上値の重さを投資家に印象づける形となった。
サカタタネ <1377> や三井不 <8801> 、さくらネット <3778> 、Jオイル <2613> 、マツキヨHD <3088> など内需関連株の下げが目立つ。円高による採算悪化が懸念されてブリヂストン <5108> 、HOYA <7741> 、カシオ <6952> といった輸出関連株も安い。
日経平均への寄与度上位5銘柄はソフトバンク <9984> 、ファストリ <9983> 、ファナック <6954> 、京セラ <6971> 、日東電 <6988> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約30円。
一方、マイナス寄与の上位5銘柄はKDDI <9433> 、セブン&アイ <3382> 、アサヒ <2502> 、電通 <4324> 、ダイキン <6367> 。押し下げ効果は約47円。
東証33業種のうち上昇は8業種。上昇率の上位5業種は(1)鉄鋼、(2)非鉄金属、(3)保険業、(4)鉱業、(5)海運業。一方、下落率の上位5業種は(1)水産・農林業、(2)不動産業、(3)情報・通信業、(4)食料品、(5)建設業。
■個別材料株
△明星工 <1976>
2.82%を上限に自社株買い、優待拡充も。
△ハイパー <3054> [JQ]
3.0%を上限に自社株買い。
△ティーガイア <3738>
16.5%を上限に自社株TOBを実施。
△コムチュア <3844>
期末配当を10円増額、株主優待と四半期配当を新設。
△フジクラ <5803>
3.27%を上限に自社株買い。
△ヒラノテク <6245> [東証2]
今期配当を4円増額。
△PSS <7707> [東証M]
全自動核酸抽出システムを全世界に販売開始。
△3DM <7777> [JQG]
メキシコで吸収性局所止材の販売承認取得。
△ロジコム <8938> [JQG]
ダヴィンチと資本業務提携。
△小僧寿し <9973> [JQ]
筆頭株主の異動で需給思惑。
▲ぷらっと <6836> [東証2]
東証が信用規制。
▲イーレックス <9517>
公募増資と売り出しを実施。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)星光PMC <4963> 、(2)テクマト <3762> 、(3)コムチュア <3844> 、(4)アルバック <6728> 、(5)フジクラ <5803> 、(6)信号 <6741> 、(7)三井金 <5706> 、(8)Jマテリアル <6055> 、(9)明星工 <1976> 、(10)東邦鉛 <5707> 。
値下がり率上位10傑は(1)イーレックス <9517> 、(2)キムラタン <8107> 、(3)サイバネット <4312> 、(4)ベクトル <6058> 、(5)gumi <3903> 、(6)日エンター <4829> 、(7)シミックHD <2309> 、(8)フィールズ <2767> 、(9)SKジャパン <7608> 、(10)ひらまつ <2764> 。
【大引け】
日経平均は前日比59.00円(0.37%)安の1万6052.05円。TOPIXは前日比8.83(0.68%)安の1291.17。出来高は概算で23億2218万株。値上がり銘柄数は442、値下がり銘柄数は1415となった。日経ジャスダック平均は2320.99円(0.99円安)。
[2016年2月23日]
株探ニュース