【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):コスモHD、アウトソシン、日立キャピ、アサヒ
■コスモHD <5021> 1,192円 +4 円 (+0.3%) 本日終値
コスモエネルギーホールディングス<5021>は小幅高。野村証券は同社についてのリポートをリリース。同社は財務体質が相当程度改善するまで、積極的な成長投資は困難と見られると指摘。現行油価では、中期的な成長ドライバーの一つであるHail油田の利益寄与は期待し難い点も考慮すると、積極的な投資スタンスは困難であろうとの見解を示している。同証券は、レーティングは「ニュートラル」を継続し、目標株価は1600円から1330円へ引き下げている。
■アウトソーシング <2427> 2,913円 +8 円 (+0.3%) 本日終値
アウトソーシング<2427>が大幅高で4連騰。2月12日に2500円割れに売り込まれたが、経営実態良好で一気に切り返す展開にあり、25日移動平均線との下方カイ離修正を終えている。国内メーカーの求人需要は旺盛で、そのなか同社は製造ライン向け人材および技術者派遣ともに大幅な伸びを確保している。16年12月期は営業利益段階で前期比73%増の54億円を見込み、配当も前期比7円の増配を計画。国内景気の変調に備えて海外事業への布石にも抜かりがない。
■フィールズ <2767> 1,621円 -112 円 (-6.5%) 本日終値 東証1部 下落率8位
フィールズ<2767>が反落。22日の取引終了後、16年3月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の1200億円から950億円(前期比4.6%減)へ、営業利益を60億円から10億円(同78.9%減)へ、最終損益を35億円の黒字から収支均衡(前期30億1800万円の黒字)へと下方修正したことが嫌気されている。下方修正は、新基準機に対する市場の需要が想定を下回っていることに加えて、新基準機への移行などで保安通信協会(保通協)の型式試験に時間を要することから、当初販売を計画していた2機種の販売を来期に変更したことが要因としている。
■日立キャピタル <8586> 2,249円 -122 円 (-5.2%) 本日終値
日立キャピタル<8586>が大幅に3日続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券はリポートで、足元の円高・ポンド安の動きを鑑み、業績予想に用いる為替レートの前提を変更し、17年3月期以降の利益見通しを下方修正している。16年3月期がROEの当面のピークになる可能性が高いと考え、17年3月期以降の業績モメンタムは大幅な鈍化が避けられないとみて、株価は上値の重い展開が想定されると解説。同証券は、目標株価を3500円から3200円へ引き下げ、レーティングは「ニューラル」を継続している。
■フジ <8278> 1,981円 -75 円 (-3.7%) 本日終値
フジ<8278>が反落。22日の取引終了後、非連結子会社のフジ・トラベル・サービスで、不適切な会計処理が行われていた可能性があることが判明したと発表しており、これを弱材料視した売りが出ているようだ。会社側によると、貸借対照表の一部の勘定科目において計上額が過大ではないかとの疑念が生じたことから調査を行っているとしており、現時点で帳簿残高と約17億円の差異が生じているという。
■アサヒ <2502> 3,383円 -114 円 (-3.3%) 本日終値
アサヒグループホールディングス<2502>が反落。SMBC日興証券が同社についてリポートをリリース。16年12月期の営業利益予想を1506億円から1455億円へ3%(51億円)、17年12月期は1634億円から1561億円へ4%(73億円)減額したものの、本質的な業績観に変更はないと紹介。カタリストは税制改正におけるビール税変更と解説し、酒税変更の影響を考慮した理論株価は6270円と試算している。同証券は、目標株価を5270円から4980円へ引き下げているものの、22日の終値3497円を42.4%上回るため、投資評価は「1」(アウトパフォーム)を継続している。
■関西ペイント <4613> 1,636円 -53 円 (-3.1%) 本日終値
関西ペイント<4613>が小幅続落。野村証券では、日本は堅調も、東南アジアや南アフリカの業績が減益基調の他、インドも通貨安で連結上の貢献度が低下していると指摘。強気になるには、新興国経済及び同通貨切り上がりが必要との見方で、好不調が混在も、総じて事業環境は悪化していると解説。レーティング「ニュートラル」を継続も、目標株価を2150円から1900円に引き下げている。
■村田製作所 <6981> 13,090円 -345 円 (-2.6%) 本日終値
村田製作所<6981>が反落。クレディ・スイス証券はリポートで、同社のバリュエーションもリーマン・ショック後、円高時の下限を下回る水準まで低下したと指摘。現株価水準のDCFモデルから逆算されるインプライド営業利益は2000億円を下回っているものの、17年3月期は115円/ドル前提でもスマホでの員数効果、車載向けコンデンサの拡大などで増益は可能であろうと解説。同証券は、為替・固定費前提変更を主因に業績見通しを減額し、目標株価を2万3500円から2万900円へ引き下げているものの、レーティングは「アウトパフォーム」を継続している。
■ソニー <6758> 2,435.5円 -52.5 円 (-2.1%) 本日終値
ソニー<6758>が小動き。大和証券がソニーについてリポートをリリース。16年3月期から17年3月期への大幅増益は、ゲーム分野の安定的な利益成長の他に、16年3月期に計上する減損費用解消やモバイルの構造改革効果による利益押し上げ効果も大きいと指摘。こうしたなか、17年3月期は中期的観点で利益成長を牽引すべき現在進行中のチャレンジで成長の芽が見えるかが焦点と考えると解説。同証券は同社の16年3月期の営業利益を3250億円(従来予想3650億円)、17年3月期は4500億円(同4800億円)と予想し、目標株価を4600円から4000円へ引き下げ、レーティングは「1」(買い)を継続している。
■味の素 <2802> 2,824円 -56.5 円 (-2.0%) 本日終値
味の素<2802>が4営業日ぶりに反落。大和証券はリポートで、同社の16年3月期第3四半期(10~12月)の営業利益は320億円(前年同期比28%増と大和の想定を上回る好調な内容と紹介。日本食品事業、海外食品事業の収益環境は良好とみているほか、飼料用アミノ酸価格は低迷もさらなる下値リスクは限定的と考えるとの見解を示している。同証券は、レーティングは「2」(アウトパフォーム)を継続。目標株価は3100円から3150円へ小幅に引き上げ。また、「飼料用アミノ酸事業の収益変動リスクは大きいが、海外事業を中心に持続的な利益成長が可能であることを評価した」ともしている。
■PSS <7707> 430円 +80 円 (+22.9%) ストップ高 本日終値
22日、PSS <7707> [東証M]が全自動核酸抽出システム「magLEAD 6gC」「magLEAD 12gC」を世界同時販売すると発表したことが買い材料。両製品は欧州制度に対応した体外診断用医療機器で、昨年販売を開始した核酸抽出用試薬「MagDEA Dx SV」と組み合わせて使用する。従来の抽出試薬で対応できなかった多種類の検体から、臨床用途の遺伝子診断を行う上で必要とされる高品質な核酸を短時間で抽出することが可能となった。
●ストップ高銘柄
小僧寿し <9973> 114円 +30 円 (+35.7%) ストップ高 本日終値
雑貨屋ブルドッグ <3331> 242円 +50 円 (+26.0%) ストップ高 本日終値
PSS <7707> 430円 +80 円 (+22.9%) ストップ高 本日終値
ロジコム <8938> 1,701円 +300 円 (+21.4%) ストップ高 本日終値
コラボス <3908> 4,000円 +700 円 (+21.2%) ストップ高 本日終値
など、12銘柄
●ストップ安銘柄
ぷらっとホーム <6836> 3,005円 -700 円 (-18.9%) ストップ安 本日終値
など、1銘柄
株探ニュース
コスモエネルギーホールディングス<5021>は小幅高。野村証券は同社についてのリポートをリリース。同社は財務体質が相当程度改善するまで、積極的な成長投資は困難と見られると指摘。現行油価では、中期的な成長ドライバーの一つであるHail油田の利益寄与は期待し難い点も考慮すると、積極的な投資スタンスは困難であろうとの見解を示している。同証券は、レーティングは「ニュートラル」を継続し、目標株価は1600円から1330円へ引き下げている。
■アウトソーシング <2427> 2,913円 +8 円 (+0.3%) 本日終値
アウトソーシング<2427>が大幅高で4連騰。2月12日に2500円割れに売り込まれたが、経営実態良好で一気に切り返す展開にあり、25日移動平均線との下方カイ離修正を終えている。国内メーカーの求人需要は旺盛で、そのなか同社は製造ライン向け人材および技術者派遣ともに大幅な伸びを確保している。16年12月期は営業利益段階で前期比73%増の54億円を見込み、配当も前期比7円の増配を計画。国内景気の変調に備えて海外事業への布石にも抜かりがない。
■フィールズ <2767> 1,621円 -112 円 (-6.5%) 本日終値 東証1部 下落率8位
フィールズ<2767>が反落。22日の取引終了後、16年3月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の1200億円から950億円(前期比4.6%減)へ、営業利益を60億円から10億円(同78.9%減)へ、最終損益を35億円の黒字から収支均衡(前期30億1800万円の黒字)へと下方修正したことが嫌気されている。下方修正は、新基準機に対する市場の需要が想定を下回っていることに加えて、新基準機への移行などで保安通信協会(保通協)の型式試験に時間を要することから、当初販売を計画していた2機種の販売を来期に変更したことが要因としている。
■日立キャピタル <8586> 2,249円 -122 円 (-5.2%) 本日終値
日立キャピタル<8586>が大幅に3日続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券はリポートで、足元の円高・ポンド安の動きを鑑み、業績予想に用いる為替レートの前提を変更し、17年3月期以降の利益見通しを下方修正している。16年3月期がROEの当面のピークになる可能性が高いと考え、17年3月期以降の業績モメンタムは大幅な鈍化が避けられないとみて、株価は上値の重い展開が想定されると解説。同証券は、目標株価を3500円から3200円へ引き下げ、レーティングは「ニューラル」を継続している。
■フジ <8278> 1,981円 -75 円 (-3.7%) 本日終値
フジ<8278>が反落。22日の取引終了後、非連結子会社のフジ・トラベル・サービスで、不適切な会計処理が行われていた可能性があることが判明したと発表しており、これを弱材料視した売りが出ているようだ。会社側によると、貸借対照表の一部の勘定科目において計上額が過大ではないかとの疑念が生じたことから調査を行っているとしており、現時点で帳簿残高と約17億円の差異が生じているという。
■アサヒ <2502> 3,383円 -114 円 (-3.3%) 本日終値
アサヒグループホールディングス<2502>が反落。SMBC日興証券が同社についてリポートをリリース。16年12月期の営業利益予想を1506億円から1455億円へ3%(51億円)、17年12月期は1634億円から1561億円へ4%(73億円)減額したものの、本質的な業績観に変更はないと紹介。カタリストは税制改正におけるビール税変更と解説し、酒税変更の影響を考慮した理論株価は6270円と試算している。同証券は、目標株価を5270円から4980円へ引き下げているものの、22日の終値3497円を42.4%上回るため、投資評価は「1」(アウトパフォーム)を継続している。
■関西ペイント <4613> 1,636円 -53 円 (-3.1%) 本日終値
関西ペイント<4613>が小幅続落。野村証券では、日本は堅調も、東南アジアや南アフリカの業績が減益基調の他、インドも通貨安で連結上の貢献度が低下していると指摘。強気になるには、新興国経済及び同通貨切り上がりが必要との見方で、好不調が混在も、総じて事業環境は悪化していると解説。レーティング「ニュートラル」を継続も、目標株価を2150円から1900円に引き下げている。
■村田製作所 <6981> 13,090円 -345 円 (-2.6%) 本日終値
村田製作所<6981>が反落。クレディ・スイス証券はリポートで、同社のバリュエーションもリーマン・ショック後、円高時の下限を下回る水準まで低下したと指摘。現株価水準のDCFモデルから逆算されるインプライド営業利益は2000億円を下回っているものの、17年3月期は115円/ドル前提でもスマホでの員数効果、車載向けコンデンサの拡大などで増益は可能であろうと解説。同証券は、為替・固定費前提変更を主因に業績見通しを減額し、目標株価を2万3500円から2万900円へ引き下げているものの、レーティングは「アウトパフォーム」を継続している。
■ソニー <6758> 2,435.5円 -52.5 円 (-2.1%) 本日終値
ソニー<6758>が小動き。大和証券がソニーについてリポートをリリース。16年3月期から17年3月期への大幅増益は、ゲーム分野の安定的な利益成長の他に、16年3月期に計上する減損費用解消やモバイルの構造改革効果による利益押し上げ効果も大きいと指摘。こうしたなか、17年3月期は中期的観点で利益成長を牽引すべき現在進行中のチャレンジで成長の芽が見えるかが焦点と考えると解説。同証券は同社の16年3月期の営業利益を3250億円(従来予想3650億円)、17年3月期は4500億円(同4800億円)と予想し、目標株価を4600円から4000円へ引き下げ、レーティングは「1」(買い)を継続している。
■味の素 <2802> 2,824円 -56.5 円 (-2.0%) 本日終値
味の素<2802>が4営業日ぶりに反落。大和証券はリポートで、同社の16年3月期第3四半期(10~12月)の営業利益は320億円(前年同期比28%増と大和の想定を上回る好調な内容と紹介。日本食品事業、海外食品事業の収益環境は良好とみているほか、飼料用アミノ酸価格は低迷もさらなる下値リスクは限定的と考えるとの見解を示している。同証券は、レーティングは「2」(アウトパフォーム)を継続。目標株価は3100円から3150円へ小幅に引き上げ。また、「飼料用アミノ酸事業の収益変動リスクは大きいが、海外事業を中心に持続的な利益成長が可能であることを評価した」ともしている。
■PSS <7707> 430円 +80 円 (+22.9%) ストップ高 本日終値
22日、PSS <7707> [東証M]が全自動核酸抽出システム「magLEAD 6gC」「magLEAD 12gC」を世界同時販売すると発表したことが買い材料。両製品は欧州制度に対応した体外診断用医療機器で、昨年販売を開始した核酸抽出用試薬「MagDEA Dx SV」と組み合わせて使用する。従来の抽出試薬で対応できなかった多種類の検体から、臨床用途の遺伝子診断を行う上で必要とされる高品質な核酸を短時間で抽出することが可能となった。
●ストップ高銘柄
小僧寿し <9973> 114円 +30 円 (+35.7%) ストップ高 本日終値
雑貨屋ブルドッグ <3331> 242円 +50 円 (+26.0%) ストップ高 本日終値
PSS <7707> 430円 +80 円 (+22.9%) ストップ高 本日終値
ロジコム <8938> 1,701円 +300 円 (+21.4%) ストップ高 本日終値
コラボス <3908> 4,000円 +700 円 (+21.2%) ストップ高 本日終値
など、12銘柄
●ストップ安銘柄
ぷらっとホーム <6836> 3,005円 -700 円 (-18.9%) ストップ安 本日終値
など、1銘柄
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