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【市況】今週の「特異日」カレンダー(2月15日-19日)

日経平均株価の日足チャート 「株探」多機能チャートより

―アノマリーが語る「上げやすい日、下げやすい日」―

 ここでの「特異日」とは、日経平均の日足が前日比で上げた場合を「勝ち」、下げた場合を「負け」とした時、過去10年間で「7勝以上」「7敗以上」の偏りを示す、経験則上、上昇・下落しやすい日を指します。

 前週(2月8日-12日)は、12日(金)に「9勝1敗」と勝率の高い特異日が到来しました。この日はオプションSQ算出日とも重なるだけにその帰趨が注目されましたが、結果は760円安、1年4ヵ月ぶりの1万5000円割れに終わり、高勝率の特異日をもってしても下げ相場の歯止めとはなりませんでした。週間では1866円下げ、2週連続の下落となりました。

 今週(2月15日-19日)は、18日(木)が「7勝3敗」のプラスの特異日となります。下げ止まりの気配が見えぬ異常事態の中ではアノマリーもその価値を失いがちです。ただ、心理的な節目の1万4000円大台が視野に入る中、さすがに売られ過ぎとの見方も台頭しており、今週は底入れのきっかけをつかむことができるかが注目されます。アノマリーが意味を持つ相場になれば、マーケットが平常運転へと復帰した証拠とも考えられるでしょう。

△【 7勝以上 】
  2月18日(木) ○7-●3:中国消費者物価指数

※○は「勝ち(前日比プラス)」、●は「負け(前日比マイナス)」を表し、例えば「○7-●3」は7勝3敗を意味します。

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