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【市況】<株式トピックス>=新興市場の循環物色がLINE関連に波及

 7日の東京株式市場は、ほぼ全面安の展開で4日続落。中国・上海株安と外国為替市場での円高進行が投資家の不安心理を助長し、後場は一段安となった。日経平均株価終値は、前日比423円98銭安の1万7767円34銭と大幅安。4日間の下落幅は合計1266円に達した。騰落レシオ25日移動平均線は68.78%まで低下し、売られ過ぎを示す70%を下回った。

 東証1部市場が連日の大幅続落で、底なし沼状態となっている一方で、新興市場では活発な循環物色が続いている。これまで、年末から年初に掛けて市場を賑わせたフィンテック関連やドローン関連などの銘柄物色にやや一巡感が出ていることや、引き続き全般相場の悪化を背景に、次のテーマを探す動きが出ており、そこに浮上してきたのが、今年こそIPO(新規上場)という期待が高まっている“LINE関連銘柄”だ。

 ネットのアフィリエイト(成果報酬型)広告で国内トップのアドウェイズ<2489>、ネット活用したマーケティング支援を手掛けるネットイヤーグループ<3622>がストップ高となったほか、携帯端末やパソコン向け占いコンテンツ配信が主力のメディア工房<3815>、モバイルコンテンツ配信、企画を主力とし、LINE向け新作ゲーム投入が業績向上を加速させているイマジニア<4644>など、LINE関連の銘柄が軒並み高となっていた。(冨田康夫)


出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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