仮想通貨のレバレッジ取引とは?やり方やメリット・デメリットを解説
- レバレッジ取引は、通常取引より「資金効率」を高められる
- 仮想通貨取引の場合、最大レバレッジは2倍
- レバレッジ取引はSBI VCトレードが優秀でおすすめ!
仮想通貨を取引する方法の一つ「レバレッジ取引」
レバレッジ取引では、現物取引より大きな利益を狙えると聞いて調べている人も多いのではないでしょうか。
たしかに、同じ取引内容で「利益が増える」のであれば非常に魅力的ですよね。
ただ、レバレッジ取引のメリット・デメリットを知らずに取引するのは少々危険。自分の大切なお金ですから、しっかり理解したうえで大きな利益を狙いたいですよね!
そこで今回は「仮想通貨のレバレッジ取引」について、基本的な仕組みから利益を伸ばすコツまでわかりやすく解説します。
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レバレッジ取引とは
レバレッジ取引とは、預けたお金を担保に「預けた金額以上の取引」を可能にする取引方法です。
例えば最大レバレッジが5倍の場合、10万円あれば、50万円分の取引が可能。それぞれどれくらい利益に差がでるのかは以下の表をご覧ください。
| レバレッジ無し | レバレッジ2倍 | レバレッジ5倍 | |
|---|---|---|---|
| 10%の利益 | 1万円 | 2万円 | 5万円 |
| 20%の利益 | 2万円 | 4万円 | 10万円 |
同じ金額の取引でも、「利益を大きくすること」ができる。これがレバレッジ取引の最大の特徴でありメリットです。
レバレッジ取引の仕組み
レバレッジ取引は差金取引と呼ばれる仕組みで取引を実施しています。これは金融商品を実際には保有せず、金融商品の「売買価格差」で損益を得る取引です。
簡単に言えば、「利益分or損失分(差金)」だけをやりとりする取引ということ。そのため、10万円で買って11万円で売った場合、実際に動くお金は「差額の1万円だけ」になります。

また、仮想通貨のレバレッジ取引の場合、ほとんどの交換業者で「買い注文」だけでなく「空売り」も行うことができます。
買い注文を実施した場合は、価格が上昇すれば利益になり、空売りは、価格が下がっていた場合にその差額が利益になります。
そのため、現物取引では利益を狙いにくい「価格が下がっている場面」でも利益をあげることが可能。
投資初心者がレバレッジ取引をするメリット
レバレッジ取引は、少ない資金で大きな金額の取引を行うことができます。そのため、現物取引と比べて利益を大きくすることができます。
ただ、これだけでは「自分にとってどんないいことがあるのか」がぼんやりしたままだと思うので、レバレッジ取引の何が良いのか、自分にとってどんな恩恵があるのかを説明していきます。
- ・大きな金額が運用でき「効率よく」利益を狙える
- ・価格が下がっているときも利益を出せる
- ・24時間いつでも取引できる
大きな金額が運用でき「効率よく」利益を狙える
暗号資産のレバレッジ取引は証拠金を元に預け入れ金額以上の取引が行えます。個人の場合は、口座にある資金の2倍まで取引が可能。大きな額の取引をすれば、それだけ大きな利益を生み出すことができます。

価格が下がっているときも利益を出せる
現物取引の場合、仮想通貨の価格が下がっているときは利益を狙うことができません。むしろ、保有している場合には損失すら出る可能性があります。
一方、レバレッジ取引では「価格が下がるか上がるか」を予想して取引をするので、下がる!と思って空売りをすれば下落局面でも上手に利益をねらうことが可能。
つまり、レバレッジ取引のほうが「取引チャンスが広がる」ということです。

いつでも取引ができる
暗号資産の取引は、24時間365日行われています。株式や為替などの金融商品でもレバレッジ取引ができますが、日本株の取引は基本的に日中のみ、為替は平日のみとなっています。
暗号資産のレバレッジ取引も同様に土日でも24時間取引が可能
ただし、システムメンテナンスを行なっている時間帯は取引ができないため注意が必要です。
平日はリアルタイムトレードが難しい人でも、仮想通貨であれば土日にレバレッジ取引を行うことができます。
レバレッジ取引のデメリット|初心者の方は要注意!
仮想通貨のレバレッジ取引には、たしかに優れたメリットもありますが、デメリットも存在します。レバレッジ取引を始める前にリスクやデメリットを知っておくだけでも、大きな損失を避けることができます。
レバレッジ取引の知識を身につけて、リスクの小さい取引を心がけるようにしましょう。
- ・損失が大きくなる可能性がある
- ・価格変動によるリスクがある
損失が大きくなる可能性がある
レバレッジ取引を活用するとで、現物取引よりも利益が大きくなりますが、その反面に損失を被る金額も同様となります。
現物取引であれば、100万円分のビットコインを所有していて10%下がったとしても損失は10万円です。これに2倍のレバレッジを掛けている場合の損失は20万円となります。
小さな値動きでも、レバレッジの倍率だけ損失が膨らむということを覚えておきましょう。
価格変動によるリスクがある
仮想通貨は大型の株式銘柄やドル円と比較すると価格変動が激しい商品です。短時間で大きな利益になることもあれば、その逆も有り得ます。
レバレッジを掛けていると、大きな損失にも繋がってしまうため価格変動によるリスクを十分に踏まえた上で取引を行う必要があります。
レバレッジ取引はSBI VCトレードがオススメ!その理由は?
金融大手であるSBI VCトレードは、レバレッジ取引におすすめです。取引や入金などの多くの手数料が無料で、スマートフォンアプリが使いやすいことが人気です。
レバレッジ取引での
まだ口座を持っていない方は、この機会に口座開設を行ってみてはいかがでしょうか。
現物取引も含め、総合的に取引をしたい人はGMOコインがおすすめ
「レバレッジ取引にも興味はあるけれど、現物取引もやりたいし、メインの取引所として使えるところを探している」という方には、GMOコインがおすすめです。
GMOコインは現物の取扱数はトップレベルな上、人気の14銘柄が、レバレッジ2倍で取引可能。
また成行、指値、IFD、OCO、IFD-OCOに対応しているため、初心者のみならず、中〜上級者の方でも満足できるスペックとなっています。
確かにDMM Bitcoinのほうがレバレッジ取引の銘柄数は多いですが、人気14銘柄の取り扱いがあるので、多くの方にとって困らない環境が整っていると言えるでしょう。
IFDとは
IFD注文とは、新規注文と決済注文を同時に発注する注文方法のこと。
つまり「もし○○円になったら新規で買い、その後〇〇円になったら決済したい」という場面使える注文方法です。
OCOとは
OCOとは「One Cancels the Other」の略で2つの予約注文を発注して、一方が約定したら、もう一方がキャンセルされる注文形方法のこと。
レートが上がった場合と下がった場合を想定して2つの注文を同時に出しておき、どちらかの一方の注文が成立したら、もう一方の注文はキャンセルされる注文方法です。
IFD-OCOとは
名前の通りIFDとOCOと組み合わせた注文方法で
- 買付注文
- 売却注文
- 利益確定・損切り
を同時に出すことができる方法です
レバレッジ取引初心者が気をつけるべきポイント

では、これからレバレッジ取引を始める初心者の方はどんなことに気をつければ良いのでしょうか。
ここでは初心者がレバレッジ取引に挑戦する際に気をつけるべきことをいくつか紹介します。
- ・証拠金維持率を意識
- ・徹底した損切りが大事!
- ・余剰資金で取引
- ・積極的な情報収集
1証拠金維持率を意識
証拠金維持率は200%を超えた割合を維持することをオススメします。証拠金維持率を高く維持することでロスカットを発生するリスクを抑えることができます。
また、証拠金を多くいれておくことで戦略的な取引が可能となります。分散して注文を入れることでリスクを抑えることも可能なので、維持率については必ず注意しておきましょう。
2徹底した損切りが大事!
レバレッジ取引だけではありませんが、投資をする上では「損切り」を行うタイミングを明確にしましょう。
口座資金の1~3%程度を目安に損切りを行う投資家が多いようです。
トレードに100%勝っているトレーダーはいません。いつかは負ける時がきます。損失を抱えてしまった場合は、早めに損切りをして被害額を抑えましょう。
損切りのタイミングは個人によって変わりますが、次の2つを習慣づけることで、損切りのタイミングもつかみやすくなります。
- ・トレードノートをつくる
- ・自身の勝率を記録する
自分の中で損切りの基準を見つけておくことも大切です。
3余剰資金で取引
投資全般に言えますが、余剰資金で取引するようにしましょう。生活資金を元手にレバレッジ取引を始めてしまうと、損益が膨らんだ時に実生活にまで影響が及びます。
また、生活資金を投資に使用していると取引の際に焦りが出てしまい、正しい判断ができなくなってしまいます。
立場によって余剰資金の数量は異なりますが、それぞれの立場で毎月どれくらい投資に使うのかを明確にしておくと、生活にまで影響を及ぼすことはないでしょう。
- ・20代サラリーマンなら1万円ずつ
- ・結婚していてお小遣いでトレードをしている人は5000円ずつ など
4積極的な情報収集
暗号資産の取引において、チャートだけが情報源ではありません。時価総額や取引件数など、市場全体の見ておくことで取引を有利に進めていくことが可能です。
特に、市場全体の情報を押さえた「ファンダメンタルズ指標」という情報源は、金融資産の実態を分析する指標としてはオススメです。
また、暗号資産の世界ではWebサイトやニュースでの情報収集も重要です。例えば、次のようなWebサイトは、多くのトレーダーから支持されています。
ツイッターなどのSNSの中には信用性が低い情報もあるので、信用できる発信者を見つけたり自ら調査することも大事になってきます。
今回は暗号資産のレバレッジ取引について解説しました。レバレッジ取引は現物取引とは違い、利益が大きく出やすいことと同時に、損失が大きくなるリスクもあります。
精神的にも経済的にも負担がかかることがあるため、十分リスクについて理解した上で取引を進めましょう。
仮想通貨レバレッジ取引に関するQ&A
-
Q
レバレッジ取引の一番のメリットはなんですか?
-
A
レバレッジ取引のメリット
やはり、取引できる資金額が大きくなるため「狙える利益が大きくなる」ことが最大のメリットだと思います。
さらにFXなどとは異なり、レバレッジは最大2倍に抑えられているためリスクとレバレッジのバランスが取れている点も評価ポイントですね。
-
Q
レバレッジ取引のデメリットはなんですか?
-
A
レバレッジ取引のデメリット
しっかりリスク管理をしないと、損失も大きくなってしまうことです。そのため、「損失は小さいうちに切って、利益は大きく伸ばす」を徹底するよう心がけましょう。
-
Q
レバレッジ取引をするのにおすすめの仮想通貨取引所はどこですか?
-
A
レバレッジ取引におすすめの仮想通貨取引所
国内仮想通貨取引所のなかでは、「DMM Bitcoin」がおすすめです。DMM Bitcoinは、レバレッジ取引可能な銘柄が多いため、自分に合った仮想通貨で利益を狙うことができます。
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