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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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9702 アイ・エス・ビー

東証P
1,296円
前日比
-4
-0.31%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
9.9 1.25 3.24 460
時価総額 148億円
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アイエスビー Research Memo(3):ソフト開発と情報サービスの2つの領域で事業を展開


■会社概要

2. 事業の概要とグループ企業
アイ・エス・ビー<9702>は「情報サービス事業」という単一事業セグメント企業であるが、売上高は「携帯端末」、「組込み」、「モバイルインフラ」、「金融」、「公共」、「情報サービス」、「フィールドサービス」、及び「新事業」の8つの事業部門に分けて公表している。2017年12月期より、「検証」を廃する一方で「公共」と「新事業」を分離独立させ、従来の7分野から8分野へと区分けを変更した。

8分野のうち、「携帯端末」、「組込み」、「モバイルインフラ」の3分野は基本的にはファームウェアを中心としたソフトウェアの開発だ。「携帯端末」、「モバイルインフラ」というのは、特に構成比の大きい需要分野を切り出したものだ。それ以外の家電や自動車・車載、医療機器などの需要分野向けは、すべて「組込み」に含まれている。一方、「金融」、「公共」、「情報サービス」及び「フィールドサービス」はSI(システムインテグレーション)に代表される広義の情報サービス業務であり、その中から顧客の業種別(「金融」、「公共」)あるいは業務内容(「フィールドサービス」)に応じて切り出した形となっている。「新事業」は従来からのソフトウェアの受託開発ビジネス(同社は“既存事業”と呼称)に対するもので、内容的には自社開発及び外部導入の各種の新サービス・商材が含まれている(詳細は後述)。

同社はM&Aにも積極的だ。特定分野で強みを有し、同社と補完関係にあるか、相乗効果を狙える会社の子会社化を進めてきている。最近では2015年7月に(株)インフィックスを完全子会社化した。インフィックスは公共分野や、金融業界の中でも特に銀行向けに強みを有しており、証券会社に強い同社と補完関係を構築できることが買収の決め手となったもようだ。さらに2017年1月には出入室管理システムでリーディングカンパニーの一角を占めるアートを子会社化した。アートの子会社化により、同社が成長分野と位置付ける新事業の収益規模が拡大し、成長エンジンの役割を担う存在への成長が期待される。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《HN》

 提供:フィスコ

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