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9629 ピー・シー・エー

東証P
2,011円
前日比
+31
+1.57%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
24.3 2.16 4.13 502
時価総額 442億円
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システムズD Research Memo(2):各事業の発展と維持向上を図るとともに、企業価値をより一層高める


■会社概要

1. 経営方針
システムズ・デザイン<3766>は、システム開発事業とアウトソーシング事業の二つを柱に、お客様の情報化や業務効率化を支援するデジタルサービス企業である。1967年の創業以来、市場環境や顧客課題の変化に柔軟に対応し、新しい技術とサービスを常に提供しながら事業を拡大し、sdcグループとしてお客様の課題をワンストップで解決できる体制を確立している。

経営方針は、企業理念、企業ビジョン、行動理念の見直しと同時に、次のように見直した。
・透明性を高め、企業倫理に基づく公正で健全な企業であり続ける
・市場環境および顧客課題の変化に対し、適時対応する
・デジタルサービス企業として、各事業の発展と維持向上を図るとともに、事業の融合により、企業価値をより一層高める


1967年創業の独立系SIerであり、日本のIT産業の黎明期からITビジネスを展開してきた
2. 沿革
同社の創業は1967年であり、日本のIT産業の黎明期からITビジネスを展開してきたと言える。事業領域は、情報システムの企画、開発、運用から業務のアウトソーシングまで幅広く手掛けており、様々な企業のビジネスをITの分野からトータルにサポートしている。独立系システムインテグレーター(SIer)ならではの強みを生かし、特定のメーカーや製品の制約を受けることなく、製造、物流、通信サービス、医療、官公庁、文教など幅広い分野にわたって、顧客からの信頼を獲得している。

近年ではM&Aも実施し、新しい領域への進出も進めている。2006年にはシステム開発の受託を手掛ける(株)アイデスを子会社化(2019年には全株式を譲渡)、2015年にはITコンサルティングサービスなどを手掛けるシェアードシステム(株)を子会社化、2016年にはコールセンター運営などを手掛ける(株)アイカムを子会社化、2018年にはIDカードの受託発行などを手掛ける(株)フォーを子会社化した。

同社の筆頭株主は、(株)Kawashimaであり、発行済株式(自己株式を除く)の総数に対する所有株式数の割合は36.77%(2023年3月31日現在)である。Kawashimaは、ピー・シー・エー<9629>の創業者親族が代表を務める資産管理会社であり、ピー・シー・エーの筆頭株主でもある(発行済株式(自己株式を除く)。Kawashimaの、ピー・シー・エーの発行済株式(自己株式を除く)の総数に対する所有株式数の割合は41.04%(2023年3月31日現在))。また、現在の同社代表取締役 隈元裕(くまもと ひろし)氏は、ピー・シー・エーの社外取締役も務めている。

同社とピー・シー・エーにおいては、事業上のつながりもある。同社は、ピー・シー・エーからパッケージソフトウェアの製造・配送及びコールセンター業務の請負を行っている。また、同社の山梨竜王センターと山梨事業所は、ピー・シー・エーの土地、建物の一部を賃借している。同社の総売上高に占めるピー・シー・エーに対する取引実績は、2020年3月期において売上高1,069百万円(割合:12.8%)、2021年3月期において売上高925百万円(同11.6%)、2022年3月期において売上高975百万円(同11.7%)、2023年3月期において売上高1,066百万円(同11.3%)と推移している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水啓司)

《YI》

 提供:フィスコ

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