海運株が軒並み高で業種別値上がりトップ、米イラン衝突の可能性薄まり買い戻し
日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>などをはじめ海運株が軒並み高、業種別騰落率で「海運」は東証1部33業種中で値上がりトップに買われている。ここ米国とイランの軍事衝突の可能性が意識されるなか、原油タンカーなどの運航に支障をきたすとの見方が同セクターの売り材料となっていた。しかし、イランによるイラクの米軍駐留基地攻撃に対し、トランプ米大統領は演説で「軍事力の行使を望んでいない」と述べたことで、目先的に米国による武力行使の可能性は低くなった。中東の地政学リスク後退を背景に、ここ売り込まれた海運株は一斉に買い戻される展開となっている。
出所:MINKABU PRESS
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