貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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8739 スパークス・グループ

東証P
1,794円
前日比
-33
-1.81%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
2.42 3.68 45.71
時価総額 752億円
比較される銘柄
SBIレオス, 
いちよし, 
アストマクス
決算発表予定日

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【実況!決算説明会】スパークス・グループ<8739>---3Q決算(2017年4-12月期)(5/7)


このコンテンツは、スパークス・グループ<8739>の2018年3月期第3四半期(2017年4-12月期)の決算説明会の音声を文字に起こしたものです。なお、実際の説明会で使用された資料は、同社のウェブサイトをご覧下さい。7本に分けたコンテンツの5本目です。

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進行役:
では次のスライドに行きます。
今年に入ってから今度は帝国繊維です。昨年の4月ごろに大量保有報告を発表した時にもご提案申し上げたのですが、株主総会に出す株主提案ということで、改めて意見表明をしております。この狙いを話してください。

CEO阿部:
帝国繊維は非常に基礎的なビジネスの収益性が高く、圧倒的なマーケットシェアを持ち、今まさに日本が必要としている製品サービスを提供する、そのど真ん中にいる会社です。長期的には非常に有望なビジネスを長く行い、成功しています。
ただ、株主として言わせていただくと財務的な方針、考え方。あえて言えば、規律が非常に、株主の立場から言うと曖昧になっており、改善すべき点が多いです。
改善をすることによって、社員にとっても、取引先にとっても、株主にとっても、すべてのステークホルダーにとって非常に誇るべき立派な成果を上げられます。
それは、経営者の一言、もしくは経営者が決めることで、すぐできることを是非やっていただきたいです。
1株当たりの配当を30円から90円に増額していただきたいということは象徴的に申し上げていることなのですが、ここで言っていることは、財務規律を守り、効率的な財務運営をすることによって、長期的にROEが高くなり、当社の長期的な繁栄に繋がっていくということで申し上げさせていただきました。やり方としてお話をするということはあるのですが、ここ4年くらい一生懸命お話をし続けているのですが、なかなかしっかりとお話をしても、私どもの言葉を実践していただくことが叶っていないので、機関を通して、しっかりとした、株主としてできる機関決定をしていただくプロセスを通して申し上げたいことを申し上げる。これは一般的に言うと、私どもが申し上げたことが株主総会をもって、決まるということは難しいというのは、私どもも仕事を長くやっていてわかっているのですが、言い続けるということが大事だと思っています。誰かが言わなければなりません。言い続けることによって、当社は常識ある人達によって経営されていると私は信じていますから、私たちが言っていることが合理的だということは誰の目から見ても明々白々ですから、合理的なことを言って合理的に判断していただけると信じております。

進行役:
では続いてOneAsiaの戦略について参ります。OneAsiaは先ほど韓国の話はしましたので、ここで一つエピソードを紹介しておきますと、1月の大雪の日だったと思いますが、社長はアジア中から人を集めてきて、もう一回運用を鍛えていこうじゃないかとハッパをかけていましたよね。あれはどんな狙いがあるのですか。

CEO阿部:
アジアも日本もやはり考え方を一つにして、投資をしていかなければいけないということです。
私たちの投資、スパークスの投資のリアルなところというのは、会社に1社1社仮説を持って話を伺う。それから、最終的には、経営を担う経営者にお会いして、直接お話を聞く。それを創業以来ほぼ30年、1社1社丁寧に続けてきたというのが、私たちのビジネスなのです。
これは、どんなにビジネスが変わっていっても、変わらないことで、人間という要素は、AIの時代になっても全く変わりません。人間が人間であるからAIは価値があるのです。ですから、ビジネスは人間がやることという軸をずらさず、アジアでも徹底的にやりましょうと。アジアには日本以上に長期的に大きく成長する会社がもっとたくさんあるはずです。成長する会社を探しましょうと。短期的に株価が上がるかどうかを考える前に、3年5年で2倍3倍に収益が伸びていくであろう会社を探しましょうと。
アジアで起こっていることは、日本でもうすでに起こっていること。ピーター・ドラッカーの言葉を引用すると、すでに起こってしまった未来がアジアにはあるのです。私たちのそういう強みをアジアの運用者にしっかりと伝えて日本の運用者と一緒にアジアの調査をさらに強化していきましょうということを全員集まっていただいてお話をしました。これからは私自身もアジアを回って歩く、アジアの会社を訪問して歩くということをしたいです。スパークスのアジア投資というものを、世界にアピールしていきたいなと思っています。
(6/7)に続く
《FA》

 提供:フィスコ

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