貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
日経平均株価の構成銘柄。同指数に連動するETFなどファンドの売買から影響を受ける側面がある
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7832 バンナムHD

東証P
2,979.5円
前日比
-26.5
-0.88%
PTS
2,980円
23:26 05/08
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
19.9 2.79 2.01 7.41
時価総額 19,843億円
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ヘリオステクノ Research Memo(2):照明メーカーとしてスタート。2009年に事業譲受で製造装置事業に参入


■会社概要

1. 沿革
ヘリオス テクノ ホールディング<6927>の前身である旧フェニックス電機は、ウシオ電機<6925>からスピンアウトした技術者によって1976年に設立された。当初は一般照明用ハロゲンランプの製造販売を手掛け、当時の主流だった蛍光灯からの代替需要に乗って、順調に業績を拡大した。

1980年代後半になるとプラザ合意後の円高で輸出採算が急速に悪化し、中国からの安価品の流入や欧州市場における反ダンピング課税等も重なった結果、1995年には会社更生法申請に至った。ナムコ(現・バンダイナムコホールディングス<7832>)の創業者・中村雅哉(なかむら まさや)氏が再建支援者となり、斉藤定一(さいとう さだいち)氏がナムコから同社代表取締役社長(現任)に着任し、再建がスタートした。

更生手続き終了後はプロジェクター用ランプを中心に一般照明用ハロゲンランプ、自動車用ハロゲンランプ、一般照明用メタルハライドランプ(いわゆる水銀灯)で業容回復を図った。2004年頃から背面投射型プロジェクターが大画面テレビとして北米で大ヒットすると、同社もその恩恵を享受し、2005年3月期にはプロジェクター用ランプの売上高急拡大により、営業利益も2.4倍に急伸した。しかし、プロジェクター市場の隆盛は長くは続かず、折からの円高も加わって同社の業績は2006年3月期をピークに急落した。

2009年に(株)日本技術センターと経営統合し、現社名に商号変更した。同社自身は純粋持株会社となり、ランプ事業を行う事業会社として新フェニックス電機(株)を設立した。この経営統合に際して、中村氏からの紹介を機に、子会社ナカンテクノ(株)を設立してナカンテクノから製造装置事業を譲り受けた。ナカンテクノの製造装置事業はその後順調に成長を遂げて現在に至っている。

証券市場には1989年に店頭登録した。会社更生手続き開始で1996年に登録取り消しとなったが、2002年12月にJASDAQ市場に再上場を果たした。2005年4月に東京証券取引所第2部に上場し、2006年5月に同1部に指定替えとなった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《MW》

 提供:フィスコ

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