ヒマラヤ Research Memo(5):収益力強化のため大量閉店を実施
■ヒマラヤ<7514>の業績動向
3. 出店状況
2017年8月期第2四半期累計期間の新規出店数は、ヒマラヤで5店舗となった。一方、閉店店舗はヒマラヤで16店舗、B&Dで1店舗となった。特に、第2四半期において13店舗の閉店を集中的に実施している。この結果、2017年2月末の総店舗数は前年同期比で11店舗減の143店舗となり、総売場面積も同7.2%減の256,648平方メートルとなった。
同社の閉店店舗数はここ数年、年間4?6店舗ペースであったが、EC市場の拡大や大手量販店間の競争激化といった市場環境の変化に対する経営資源の再配分を目的として、今回思い切った閉店に踏み切った。不採算店舗の閉店だけにとどまらず、先行きの収益環境なども鑑みて、戦略的に店舗の閉店を推進したことになる。店舗数が前年比で1割弱減少したことから、2017年8月期下期以降の売上高は前年比で減少傾向が続く可能性が高い。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
《HN》
提供:フィスコ