トヨタ、SUBARUなど自動車株が軟調、為替の円高進行と大統領選前で買い手控え
トヨタ自動車<7203>が寄り後下げ幅を拡大しているほか、SUBARU<7270>やホンダ<7267>なども下値を試す展開で自動車株が総じて軟調な値動き。きょう前場取引時間中に外国為替市場でドル売り・円買いの動きが強まり、足もとでは1ドル=105円30銭近辺の推移と円高に振れている。これが、輸出採算悪化の思惑を呼び自動車セクターには逆風となっている。また、米中摩擦に絡む報道は米大統領選を前に一時的に棚上げされているような状況にあるが、市場関係者によると「仮にバイデン候補が勝利した場合に、対中経営が企業としてはやりやすくなるという思惑がある一方、政治的には米国との関係で日本の立ち位置が弱くなるという見方もあり、目先的に買いポジションを高めにくい」(ネット証券ストラテジスト)という指摘も出ている。
出所:MINKABU PRESS
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