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7039 ブリッジ

東証G
1,655円
前日比
-16
-0.96%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
9.8 1.45 2.11 44.90
時価総額 62.4億円
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決算発表予定日

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ブリッジ Research Memo(1):2022年12月期第2四半期は過去最高の売上高、営業利益を更新


■要約

ブリッジインターナショナル<7039>は、法人営業のDXを支援する「インサイドセールス事業」と「研修事業」の2つの事業でクライアント企業への支援サービスを提供している。「インサイドセールス事業」では、インサイドセールスのアウトソーシングサービスやその導入をするための業務設計、上流の営業戦略・DX(デジタルトランスフォーメーション)を導入するコンサルティングサービス、そしてCRM(顧客情報を一元管理するシステム)の受託開発及びAI営業支援ツールを提供するシステムソリューションサービスを行っている。「研修事業」では2021年3月に(株)アイ・ラーニングの連結子会社化を契機に、これまでのインサイドセールス関連やオンライン営業研修などに加えて、IT研修や新入社員向けなどの会社として実績のあるアイ・ラーニングのDX研修プログラムを幅広く提供し、多種多様な研修サービス分野を強化している。

1. 2022年12月期第2四半期の業績概要
2022年12月期第2四半期業績は売上高3,470百万円(前年同期比28.2%増)、営業利益545百万円(同47.8%増)、経常利益548百万円(同48.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益372百万円(同61.2%増)だった。インサイドセールス事業では、アウトソーシングサービスの第1四半期での大型案件を受注したほか、第2四半期においても堅調に推移した。研修事業では第2四半期において、新人研修が大きく伸びた。これらにより、第2四半期累計で過去最高の売上高を更新、営業利益は増収効果のほか、効率的な原価コントロールによって過去最高を更新した。特にインサイドセールス事業での大型案件は収益性が高いほか、研修事業では講師等の内製化率を高めたことが利益を押し上げた。

2. 2022年12月期業績の見通し
同社の2022年12月期業績は、売上高6,612百万円(前期比18.2%増)、営業利益672百万円(同4.3%増)、経常利益672百万円(同3.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益450百万円(同8.7%減)とする期初計画を据え置いている。EBITDAベースでは9.0%増を計画。インサイドセールス事業の2ケタ成長に加えて、研修事業が通年で計上されることによる上乗せもあり、18.2%増の売上高成長を計画している。研修事業については、新卒研修が主力ビジネスの上期偏重の業績からDX研修の拡大による成長と業績の平準化を狙う。

3. 強み
同社の各サービスにおける競合企業は存在するものの、営業/マーケティングに特化し、戦略立案から実行支援を強固なものとするITツールを一気通貫でサービス提供できる。また、主力事業であるアウトソーシングサービスはクライアント企業専任制を採用しているため、クライアントの営業環境に合わせながら最適な業務設計を都度変更させていくことが可能となる。そのため、クライアント企業の事業規模拡大に伴って、継続契約ニーズの高まりや取引規模の拡大を生み出している。

さらに、IT研修、新入社員向け研修や営業職向け研修プログラムにおいて多数の実績を誇るアイ・ラーニングの子会社化により、インサイドセールス関連やオンライン営業研修などに加えて、DX推進研修などの研修プログラムを幅広く提供することで、BtoBビジネスを展開する企業の売上向上を総合的に支援できることが強みになる。

■Key Points
・2022年12月期第2四半期は売上高、営業利益ともに過去最高を更新
・インサイドセールス事業の半期ごとの売上平均成長率は7.2%
・2025年12月期に売上高100億円、営業利益15億円を目指す
・アイ・ラーニングは国家資格「情報処理安全確保支援士」 の特定講習に2年連続で認定
・国や地方自治体、企業が参画する「日本リスキリングコンソーシアム」に参画

(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)

《SI》

 提供:フィスコ

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