オムロンは朝安後に下げ渋る、４～６月期営業減益も自己株取得を好感

　オムロン<6645>は朝安後に下げ渋る。２６日の取引終了後に発表した２３年３月期第１四半期（４～６月）の決算で大幅営業減益となったことが嫌気された一方、あわせて発表した自己株取得を好感する向きが徐々に強まっているようだ。

　４～６月期決算は、売上高が前年同期比２．０％減の１８４３億８６００万円、営業利益が同５３．８％減の１１９億３５００万円だった。上海ロックダウンによる主力工場の一時的な稼働停止の影響が出た。好調な受注の継続などによってロックダウンの影響による落ち込み分を補える見通しにあることから、通期予想は据え置いた。

　あわせて発表した自己株取得枠の設定については、上限が３３０万株（発行済み株数の１．６５％）、または２００億円。取得期間は２７日から翌年３月３１日まで。

出所：MINKABU PRESS