信用
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)のみができる銘柄
株価20分ディレイ → リアルタイムに変更

6176 ブランジスタ

東証G
599円
前日比
-3
-0.50%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
15.6 3.48
時価総額 87.3億円
決算発表予定日

銘柄ニュース

戻る
 

ネクシィーズG Research Memo(1):エネルギー環境関連事業が好調、子会社ブランジスタ<6176>も成長持続


ネクシィーズグループ<4346>は、企画力と営業力を武器に、携帯電話や衛星放送などのデジタル商材の販売で業容を拡大し、2002年には大証ナスダック・ジャパン市場に上場(現ジャスダック)、2004年には東証1部上場を果たす。現在の主力事業は、2013年9月期に開始したLED照明を始めとするエネルギー環境関連事業と子会社のブランジスタ<6176>が行う電子メディア事業である。2016年6月に提供を開始したスマホクレーンゲーム「神の手」は、株主でもある秋元康(あきもとやすし)氏が総合プロデューサーとして、様々なコラボ企画が注目を集める。

主力はLED照明をメインとする省エネ商材のレンタルサービスである。「日本の電気代を下げる」をスローガンにスタートしたこの事業は、4年間で同社のメイン事業に成長し、売上高は約80億円(2016年9月期)に達する。初期費用をゼロとする独自のレンタル方式が飲食店・宿泊施設などのニーズに合致し、業界No.1の地位を確立した。2016年9月期には対象商材が増え、「ネクシィーズ・ゼロシリーズ」として、節水機器・業務用冷蔵庫・業務用空調なども好調に推移しており、LED照明以外の売上高は約15%を占めるまでになっている。

2016年9月期通期(連結)の売上高は前期比32.1%増の14,062百万円、営業利益は同69.4%増の1,716百万と大幅な増収増益となり5期連続営業増益を達成した。躍進を続けるエネルギー環境関連事業が、契約件数の約40%にもおよぶ紹介案件の増加や商材の多様化により順調に拡大し、増収増益に貢献した。電子メディア事業(主に電子雑誌)も増収増益、文化教育事業(きもの着付け教室)も利益を確保し、すべての事業が順調だった。

2017年9月通期の業績予想は、売上高で前期比17.3%増の16,500百万円、営業利益で同16.5%増の2,000百万円と4年連続の増収と6年連続の増益を予想する。主力2事業がどちらも伸び盛りであることからすると、やや保守的な計画の印象があり、昨年度同様に期中の上方修正も想定される。2017年9月期の特殊要因としては、(株)ブランジスタゲームで500百万円以上の広告宣伝投資を計画しているため、利益成長を低めに予想している。それでもなお、LED照明が好調であるため、500百万円以上の先行投資を行っても、創業来の過去最高益の予想となっている。

2016年6月にリリースされたスマホクレーンゲーム「神の手」は、秋元康氏がプロデュースするプレミアム景品や様々なコラボ景品により、対象ユーザーである“オタク”層から支持を獲得している。プレミアム景品の例として、AKB48やEXILEなどのオリジナル景品、また世界最大のアイドルイベント「東京アイドルフェスティバル」の参加アイドルとのコラボ景品など、即日完売企画が続出している。また、11月からフジテレビの深夜バラエティ番組との連携企画も開始され、認知度が向上している。2017年9月期には、「神の手」の広告宣伝に対して5億円ほどを投入する計画となっており、さらに勢いが加速しそうだ。

■Check Point
・省エネ商材レンタルサービスが快進撃
・16/9期は5期連続営業増益、大幅増収を達成
・17/9期はスマホクレーンゲームゲーム「神の手」のプロモーション強化へ
・自社株買い、増配で株主還元を強化
・17/9期 売上高16,500百万円、営業利益2,000百万円 過去最高益予想

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)

《TN》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均