イード Research Memo（6）：メディアとマーケティングリサーチを通じて社会的意義のある企業活動を目指す

■今後の見通し

3. ESG/SDGsの取り組み
イード<6038>はESG/SDGsへの取り組みも経営の重要課題として推進している。具体的な取り組み内容として、「環境」に関しては、「e燃費」のサービスを通じてドライバーの燃費向上を図り、エコドライブのサポートによるエネルギーの節約と安全運転の推進に寄与している。また、カーボンニュートラルに関する企業動向や、電気自動車の受容性など環境問題に直結する調査を定期的に実施し、調査レポートとして報告を行っている。

「社会」に対しては、教育情報メディア「リセマム」を通じて多くの人が公平に教育関連情報を得られるようにするとともに、法人向けメディア「リシード」により教育業界の発展に寄与している。また、クラウドサービス導入による経費清算・契約・採用業務などのペーパーレス化を実現しており、業務効率の向上と紙資源の節約に取り組んでいる。働き方の面では2021年1月に本社を移転しテレワーク体制に移行したのを機にオフィス面積の縮小と全面フリーアドレス化を導入し、効率的なオフィス運営とコスト削減を実現した。

「ガバナンス」においては、取締役4名のうち社外取締役を2名、監査役3名のうち社外監査役を2名の体制とし、企業経営に関わる重要事項の審議等において公正に対処できる体制を整備した。

（執筆：フィスコ客員アナリスト　佐藤　譲）

《EY》

　提供：フィスコ