貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
株価20分ディレイ → リアルタイムに変更

5998 アドバネクス

東証S
1,210円
前日比
-57
-4.50%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
16.6 0.60 1.65
時価総額 50.3億円
比較される銘柄
中発条, 
サンコール, 
パイオラック
決算発表予定日

銘柄ニュース

戻る
 

アドバネクス Research Memo(3):2020年3月期に売上高350億円、営業利益40億円を目標とする


■中期経営計画

アドバネクス<5998>は2015年2月、2015?2019年度をカバーする中期経営計画“Breakthrough to 2020”を発表した。中期経営計画のテーマは、「金属加工総合メーカーへの挑戦」であり、その取り組みは1)エリア戦略:グローバル展開拡大に向けた積極投資、2)市場戦略:自動車向けを加速し、医療・インフラを第3の柱に育成、3)製品戦略:規格品ビジネスを積極展開、4) M&A戦略:小規模でも尖った技術を持つ企業と、販路拡大に寄与する企業をターゲットにする、の4つである。注力領域は、市場の成長性が高く、同社の競争力が強い自動車、医療機器、インフラ/住設機器である。最終年度となる2020年3月期の数値目標を、連結売上高35,000百万円、営業利益4,000百万円としている。5年間のCAGRは、売上高が13.7%、営業利益が41.2%となる。2017年3月期予想が売上高17,700百万円、営業利益450百万円へと下方修正されたため、ハードルが上がってしまったと言えるだろう。

市場戦略としては、より安定した市場へのポートフォリオの転換を図る。市場別売上構成比は、2014年3月期から2020年3月期への変化を見ると、自動車が30%→40%、OA機器が30%→20%、医療機器が6%→10%、インフラ/住設機器が5%→10%、その他が29%→20%となっている。自動車向けは、民生用電子機器に比べて需要が安定している上、規模も大きい。反面、取引先はTier 1の自動車部品メーカーなどの大企業であり、継続的なコスト削減の要請から、高収益性は追求しづらい。一方、医療機器やインフラ/住設機器は、製品への要求レベルが高い反面、技術力を生かしてサプライヤーの地位を築けば、製品のモデルチェンジも頻繁でないため、ライフサイクルが長い上、安定的な成長が見込め、高収益を望むことができる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)

《HN》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均