【特集】本格回復へ、10-12月期「増収増益」リスト 12社選出 ＜成長株特集＞ 2月1日版

　3月決算企業の17年3月期第3四半期累計(4-12月)決算発表が本格化している。直近3ヵ月の10-12月期(第3四半期)決算では、トランプ氏が米大統領選に勝利した昨年11月9日以降、急速に進んだ円安が輸出関連企業の収益に与える影響が注目される。半数近くの企業が業績を伸ばし底入れの兆しを見せた7-9月期(第2四半期)に続き、製品・サービスの販売増加や円安効果などで収益拡大が確認できれば、本格回復への期待が高まってくるだろう。

　本特集では、直近3ヵ月の実績である10-12月期(第3四半期)に増収増益を達成した銘柄をリストアップしてみた。下表では、本日発表された決算の中から、10-12月期に売上高と経常利益が前年同期を上回って着地した12社を選び出し、増益率の高い順に並べた。

　足元の業績が上向き始め、2、3四半期連続で増収増益となった企業は持続的に成長する可能性が高い。経済環境が好転した際には、さらに業績成長を加速させる可能性の高い銘柄候補として注目していいだろう。

※決算発表の集中期間(2月14日まで)は、その日に発表された決算で増収増益を達成した銘柄を速報ベースで毎日19時30分ごろに配信します。
・【1月27日版】本格回復へ、10-12月期「増収増益」リスト 31社選出
・【1月30日版】本格回復へ、10-12月期「増収増益」リスト 42社選出
・【1月31日版】本格回復へ、10-12月期「増収増益」リスト 45社選出

　　　　　　　　　　　┌ 経常利益 ┐　 ┌ 売上高 ┐　 増収増益　対通期　予想
コード 銘柄名　　　　増益率 10-12月　増収率 10-12月　連続期数　進捗率　 PER
<5451> 淀川鋼　　　　　73.4　　4019　　 0.0　 38510　　　　 1　　92.7　17.7
<4368> 扶桑化学　　　　61.0　　3129　　 6.9　　9543　　　　 1　　79.9　13.9
<6644> 大崎電　　　　　53.7　　2439　　 8.7　 21493　　　　 3　　95.8　21.4
<6345> アイチコーポ　　46.0　　2530　　14.2　 15861　　　　 7　　84.3　13.2
<8138> 三京化　　　　　30.4　　 120　　 7.4　　5656　　　　 1　　75.8　12.1

<8377> ほくほくＦＧ　　21.0　 11936　　 6.1　 48837　　　　 2　　90.2　10.1
<6643> 戸上電　　　　　20.9　　 857　　 6.4　　5923　　　　 2　　75.7　 6.3
<6486> イーグル工　　　12.6　　4239　　 1.5　 35017　　　　 1　　84.4　13.0
<3371> ソフトクリエ　　11.8　　 361　　12.5　　3198　　　　 2　　74.6　18.5
<8772> アサックス　　　11.3　　1124　　 6.7　　1602　　　　 2　　81.8　 6.9

<2229> カルビー　　　　 7.4　　9551　　 1.7　 65290　　　　 5　　79.2　26.0
<6470> 大豊工業　　　　 4.3　　1643　　 2.7　 27233　　　　 2　　75.3　11.6

※売上高、経常利益の単位は百万円。増益率、増収率は前年同期に比べた増加率、単位は％。連続期数は四半期ベースの連続回数。通期進捗率は経常利益の通期計画に対する4-12月期の進捗割合、単位は％。今期最終赤字の企業は除いた。

株探ニュース