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2016年07月11日17時21分

アドバネクス Research Memo(8):医療機器市場 使い捨て器具の需要増が見込める


■市場戦略

医療機器??高シェア製品が高収益を上げる

アドバネクス<5998>の医療向け売上高は、2013年3月期が8億円であったが、2016年3月期には18億円に成長。2017年3月期は、20億円が見込まれている。

医療機器向けは、グローバルニッチ企業を目指す同社に適した市場になる。世界人口の増加、全世界の医療費支出の増加を背景に、安定的な市場拡大が期待される。市場のトレンドとしては、セルフケアの進展により、使い捨て器具の需要増加が見込める。モデルチェンジが少なく、長いライフサイクルと高収益が商品特性になる。一方、ネガティブ要素としては、開発・試作コスト、長い試験期間、企画中止のリスクが挙げられる。ネガティブ要素が参入障壁の高さになっているため、それらをクリアできれば、安定的かつ高収益を享受できることになる。

その好例が、英国子会社の医療用精密ばね製品である。売上高の4割強を占め、同子会社の高収益に寄与している。1999年に欧州の大手医薬品メーカーから喘息薬の定量噴霧式吸入器に使われる精密ばねを受注したことが飛躍のきっかけとなった。他社製品では基準をクリアできなかったが、新潟工場の開発したばねが合格し、受注に成功した。製造装置を英国に移送し、量産を開始した。

喘息薬吸入機は、薬を一定量噴射する機能を有し、自分で持ち運んで、処方する使い捨て製品になる。同社は押しばねを供給しており、今後は生産地域を欧州から米国へ拡大する。同社の精密ばねを使用したセルフケアキットに、糖尿病患者などが使用する自動注射器がある。患者が自分で使用する注射器から自動で針が突刺し、薬液を注入する。こちらも、持ち運びしやすく、使い捨てである。押しばね、トーションばね、深絞り加工部品が同社製品になる。医薬品メーカーは、生産地域を欧州からアジアへ展開する。同社は、英国での成功例を、日本を始めとする他の地域にも展開する考えだ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)

《HN》

 提供:フィスコ

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