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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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4712 KeyHolder

東証S
970円
前日比
+1
+0.10%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
8.3 0.91 1.03 35.31
時価総額 184億円
比較される銘柄
C&R, 
ヒビノ, 
CLHD
決算発表予定日

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KeyH Research Memo(1):コロナ禍による規制緩和よりイベント再開から、業績は上向き傾向


■要約

KeyHolder<4712>は、国内トップクラスの女性アイドルグループ乃木坂46の運営に係る事業のほか、SKE48をはじめ男性ロックバンドNovelbright、そのほか多くの女優やタレントらが所属する芸能プロダクションを傘下に持つ、エンターテインメント事業を行っている。テレビ番組やCMなどの映像制作さらに映画製作を手掛ける映像制作事業では、フジテレビ「千鳥の鬼レンチャン」やTBS系「再現できたら100万円!THE神業チャレンジ」、NHK総合「有吉のお金発見 突撃!カネオくん」、NETFLIX「トークサバイバー!~トークが面白いと生き残れるドラマ~」といった、バラエティー番組を中心に様々な放送局の番組を制作している。広告代理店事業も展開しており、YouTube向け動画広告の制作・運用及びマーケティング、アフィリエイト広告などを展開しており、いずれも同社の大きな収益の柱となっている。

1. 2023年12月期第2四半期の業績概要
2023年12月期第2四半期の連結業績は、売上収益は前年同期比60.7%増の14,190百万円、営業利益は同22.1%増の1,590百万円、税引前四半期利益で同3.5%増の1,556百万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益で同2.4%増の1,241百万円と、増収増益となった。新型コロナウイルス感染症の拡大(以下、コロナ禍)の規制緩和による事業環境の改善に伴い、大型イベントの開催やライブ・ツアーやドラマなどの各種番組への出演が増加した。また、特番放送のレギュラー化のほか、ドラマ制作や参画した映画製作案件などの制作も増え、事業環境は好転した。広告代理店事業については、前期よりインターネット広告事業及びインターネットメディア事業を開始しており、SNS広告や動画広告が順調で売上収益をけん引した。

2. 2023年12月期通期の業績見通し
2023年12月期通期の連結業績は、売上収益で前期比8.8%増の24,000百万円、営業利益で同8.6%増の2,200百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益で同6.5%増の2,000百万円と引き続き増収増益の見通しである。これまではコロナ禍による入場規制などの人員制限や発声抑制などの影響を受けたが、コロナ禍が落ち着いたことでイベント再開が増え、事業環境は良化してきた。この傾向はしばらく続くものと見られる。加えてタレントやアーティストの発掘と育成も積極的に推進し、同社グル―プでミュージックスクールを運営しており、長野県の私立佐久長聖高校とも協業して人材の発掘・育成するための専門科を新設する事業を展開し、そのなかでアイドルの育成も請け負っている。また、既存のタレントやアーティストの公演活動なども積極的に実施する。このような取り組みから2023年12月期予想達成の見通しは明るいものと同社は考えている。

■Key Points
・国内トップクラスの女性アイドルグループ乃木坂46やSKE48を擁す
・2023年12月期第2四半期の売上収益は、前年同期比60.7%増の14,190百万円
・アーティスト・タレントの発掘と育成に積極的に取り組む

(執筆:フィスコ客員アナリスト 清野克純)

《AS》

 提供:フィスコ

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