ネクシィーズG Research Memo(5):人気俳優が表紙を飾る電子雑誌(19誌)を発刊
■会社概要
(4)電子メディア事業(ブランジスタ)
電子メディア事業は、子会社のブランジスタが2007年にスタートさせた電子雑誌事業がメインとなる。電子雑誌は「めくって押すだけ」で情報閲覧はもちろん、動画視聴や検索、予約・購入までができる雑誌とインターネットの長所を融合したクロスメディアである。現在、旅行誌「旅色」や男性ファッション誌「GOODA」など19誌が刊行され、月間200万人の読者に無料で視聴されており、ネクシィーズグループ<4346>は自社で企画・制作・営業機能を持つ国内No.1の電子雑誌出版社である。長年の芸能プロダクションとのネットワークにより、雑誌の表紙に有名人気俳優を起用できるのも同社の優位性だ。
ビジネスモデルは、広告掲載料を飲食店やホテルなどからもらうパターンと制作したコンテンツを企業に納品して制作費をもらうパターンに分かれ、その両方の収入を得るパターンもある。電子雑誌は紙の雑誌と異なり、ページ数の制限がないため、広告掲載においても上限がない。広告掲載数は年々増加しており、5,063件(2016年9月期、前期比526件増)に達した。収入モデルは、広告掲載料の年間契約(年30~96万円)が主流であり、継続率が約7割と高く、ストック型の事業特性がある。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)
《TN》
提供:フィスコ