<注目銘柄>=T&Gニーズ、収束後に向けた施策にいち早く着手
テイクアンドギヴ・ニーズ<4331>は、4月6日安値445円をボトムに反騰機運を強めている。
同社はハウスウェディング大手の一角。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、挙式日の延期やキャンセルが相次いだため、5月21日に発表した20年3月期連結決算で営業利益は35億7900万円(前の期比16.4%減)となった。また、21年3月期も新型コロナの影響を合理的に算定することが困難であるとして、未定としている。
ただ、決算発表を機に悪材料出尽くし感も台頭している。また、同社は国内ウェディング事業の収益改善に継続的に取り組んでおり、単価向上や内製化、不採算店舗の閉鎖などにより、前期の同事業は取り扱い組数が前の期比7.6%減少したものの、営業利益率は0.4ポイント改善した点も要注目だ。
更に、コロナ収束後の「新しい生活様式」に準拠した結婚式・宿泊・レストランオペレーションガイドラインの作成やオンライン接客体制の拡充など収束後に向けた施策にいち早く着手したことにも注目。国内・海外・リゾートウェディングともに、延期により来期受注残は前年同時期比でプラスとなっており、来期の業績回復に期待が持てよう。(仁)
出所:MINKABU PRESS
同社はハウスウェディング大手の一角。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、挙式日の延期やキャンセルが相次いだため、5月21日に発表した20年3月期連結決算で営業利益は35億7900万円(前の期比16.4%減)となった。また、21年3月期も新型コロナの影響を合理的に算定することが困難であるとして、未定としている。
ただ、決算発表を機に悪材料出尽くし感も台頭している。また、同社は国内ウェディング事業の収益改善に継続的に取り組んでおり、単価向上や内製化、不採算店舗の閉鎖などにより、前期の同事業は取り扱い組数が前の期比7.6%減少したものの、営業利益率は0.4ポイント改善した点も要注目だ。
更に、コロナ収束後の「新しい生活様式」に準拠した結婚式・宿泊・レストランオペレーションガイドラインの作成やオンライン接客体制の拡充など収束後に向けた施策にいち早く着手したことにも注目。国内・海外・リゾートウェディングともに、延期により来期受注残は前年同時期比でプラスとなっており、来期の業績回復に期待が持てよう。(仁)
出所:MINKABU PRESS