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3690 イルグルム

東証G
626円
前日比
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業績
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PER PBR 利回り 信用倍率
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時価総額 39.9億円
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イルグルム:7月単月の売上高は前年同期比で+4.2%の増収。今期Q3の累計決算は同+14.0%の増収、当期利益では+89.2%の増益と好調。

 株式会社イルグルム(東証マザーズ上場、コード:<3690>、岩田進社長)は、8月6日に2021年9月期(今期:2020年10月~2021年9月)の10ヶ月目となる、2021年7月の月次売上高(監査法人の監査を受けていない速報値ベース、単位未満を四捨五入、他も同様)と、8月5日に第3四半期の決算を発表した。

 前月である6月単月の全社売上高は238百万円と、前年の特殊要因のため前年同月比で△7.0%の減収となったが、7月の売上高は251百万円と前年同月比では+4.2%、6月比では+5.5%の増収となった。

 事業別にみると、主力のマーケティングプラットフォーム事業の7月の売上高は、218百万円、前年同月比+10.0%の増収となった。コアビジネスであるアドエビスのアカウント数は、ADPLANのサービス終了に伴う解約から漸減傾向が継続しているが、平均単価の上昇が寄与し再び2桁の増収率となった。前月の6月の売上高214百万円に対しては、+1.6%の微増収となった。また、2020年10月から2021年7月までの累計10ヶ月間では、前年同期比+11.2%の増収となっている。

 一方、商流プラットフォーム事業部門の7月の売上高は34百万円、前年同月比では△22.6%の減収となった。基準となる前年(2020年)6月の売上高には、同年の2~5月にわたる商流プラットフォーム事業の売上高の一部(約28百万円)が一括計上されているため、今年の6月の売上高は24百万円と5月の売上高からは横ばいながら、前年同月比では58.6%の減収となった。7月はこれらの特殊要因がなくなり、6月に対しては+40.9%の増収に転じ、また前年同月比の減収率は縮小した。また、今期の10ヶ月間の累計売上高では、前年同期比+26.1%の増収となっている。

 発表された2021年9期・第3四半期累計(10月~6月:Q3)の業績は、売上高2,189百万円(前年同期比+14.0%)、営業利益279百万円(同+72.9%)、経常利益279百万円(同+79.6%)、当期純利益182百万円(同+89.2%)と前年同期比で大幅な増収増益となり、Q3累計では過去最高売上高と利益を更新した。

 第3四半期累計に7月の両事業の売上高を合計した、今期10ヶ月間の累計の全社売上高(月次売上高の速報値累計金額)は2,441百万円、前年同期比+12.9%の増収となっている。これは、通期の会社前提である増収率+14.6%をやや下回っている。因みに、今通期の売上高計画に対する7月までの累計売上高の進捗率は81.4%と、前期の同期間の進捗率である82.6%を若干だが下回っている。

 なお、同社は通期の業績を、売上高3,000百万円(前期比+14.6%)、営業利益330百万円(同+19.2%)、経常利益320百万円(同+22.5%)、当期純利益210百万円(同+14.5%)と2桁の増収、並びに増益、増配(年間の一株当たり配当金:前期4.0円から今期5.0円に増額)を計画し、これを据え置いている。

 Q3までの累計決算において、各利益の通期計画に対する進捗率は高く(営業利益では84.5%、当期利益では86.7%)、コストコントロールが継続的に行われていることから、アルファ・ウイン・キャピタル株式会社では、今通期の利益は会社予想に対して1割程度の上方修正余地があると判断している。

 以上

【タイトル】

(出典)株式会社ウイルズ、(情報提供)アルファ・ウイン・キャピタル株式会社

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