ブイキューブ---レノボ・ジャパンとの協業による中期的な展開力の強化など期待も

ブイキューブ<3681>は16日、レノボ・ジャパンとワークスタイル変革分野での共同ソリューション販売に関して協業すると発表している。第一弾として、レノボがテレビ会議システム「V-CUBE Box」を2017年１月より法人向けに販売する予定。また、今回の協業によって、「V-CUBE Box」本体の筐体にレノボの「ThinkCentre M700 Tiny」を採用する。

レノボは売上高450億米ドルのグローバル企業で、個人向け、事業向け、企業向けに革新的なテクノロジー製品を提供、PC業界ではシェアトップである。日本法人であるレノボ・ジャパンも、NECと展開する合弁会社が国内PC販売でトップとなっている。レノボ・ジャパンはワークスタイル変革分野に注力中でもあるため、レノボの広範な販売網が生かされる形で、同社製品の販売拡大が期待されることになろう。

今後の展開としては、「V-CUVE Box」の利便性向上を目指した製品開発に共同で取り組んでいく計画。また、レノボが提供するPC、タブレット端末やスマートフォンと、「V-CUBE」サービスを組み合わせ、ビジネスに求められる様々なコミュニケーションで活用できるソリューションを提案していく方針だ。

販路の拡大や製品開発などをはじめ、業界世界トップであるレノボグループとの協業を進めていくことで、短期的な業績寄与のほか、中期的な展開力の強化などが期待される状況になっていこう。

《TN》

　提供：フィスコ