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3665 エニグモ

東証P
340円
前日比
+5
+1.49%
PTS
341.6円
22:32 04/26
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
1.29 107
時価総額 145億円
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エニグモ Research Memo(7):通期業績予想は増額修正を予定していることを発表


■決算動向

(4) 2017年1月期の業績予想

2017年1月期の業績予想についてエニグモ<3665>は、期初予想の段階では、売上高を前期比14.2%増の3,263百万円、営業利益を同357.2%増の1,001百万円、経常利益を同361.9%増の1,001百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を606百万円(前期は180百万円の損失)と見込んでいたが、上期実績及び事業の進捗状況を鑑み、通期予想の増額修正を予定していることを発表した。ただ、修正額や時期については一旦未定とし、合理的な算定が可能となった時点で公表することになっている。

下期も引き続き会員獲得、アクティブ率の向上、さらには上期に微減したARPUの回復(通期で横ばいを維持)を目指す方針である。ただ、前年下期はマスキャンペーンの効果が既に業績に反映されていたことから、上期での大幅な伸びに比べれば、下期の伸び率は低下する見通しである。

また、費用面では、前期のような特殊要因(広告費の大規模投入等)は想定していないもようであるが、会員獲得、アクティブ率の向上、ARPUの維持など、内部施策の効果を高めるための費用(Webマーケティング費用等)や、今後の成長に向けた先行投資をどのように配分していくのか、足元の状況や年末商戦に向けた動向等もにらみながら検討をしていく方針とみられる。

弊社では、売上高については、仮に上期と横ばいで推移したとしても、前期比33.6%増の3,818百万円は確保できることから、そこからどのくらいの上乗せができるかに注目している。一方、損益面では、これまで下期偏重の傾向(上期に広告費をかけて会員を獲得し、下期で収益化する傾向)がみられるが、今期は年間を通じて刈り取り(収益化)を図っていくものと想定される。いずれにしても政策的な費用の掛け方次第ということになるだろうが、営業利益率は少なくても修正前の予想水準(約30%)から上期実績(43.0%)レベルは確保するものとみている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)

《HN》

 提供:フィスコ

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