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3639 ボルテージ

東証S
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ボルテージ Research Memo(9):新商品の投入で増収・増益を予想。『アニドルカラーズ』や読み物アプリに注目


■業績動向と今後の見通し

2. 2018年6月期の見通し
2018年6月期についてボルテージ<3639>は、売上高10,000百万円(前期比13.4%増)、営業利益300百万円(同112.5%増)、経常利益300百万円(同89.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益190百万円(同684.1%増)と、増収増益を予想している。

2018年6月期に前期比増収増益を予想する最大の理由は、前述した新商品の投入だ。最も注目されるのは日本女性市場・コア層向けに投入された『アニドルカラーズ』だ。公式サイトの開設や事前登録などのプレマーケティングイベントは、一定の手応えを得ているもようだ。コア層向けについては、1つのタイトルをじっくりと大型商品に育て、アプリのヒットをベースに舞台やグッズへと展開して収益増につなげる戦略であり、同社はこれを「IP大展開」と表現している。

日本女性市場・カジュアル層及び英語市場向けでは、読み物アプリ本格展開が成長戦略だ。読み物アプリ自体は2017年6月期中に投入しており、2018年6月期においては、その内容を充実させることで、ユーザー数やARPPUの増加を実現し、売上の拡大を目指すことになる。

日本女性市場・カジュコア層向けには『恋乱』の新章を投入した。また、ハイテク市場では『挙式VR』の投入が計画されている。『恋乱』は既存客をリテインしながら新規客の取り込みを図ることで、さらなる増収は十分可能だと弊社では考えている。

増収予想を支えるもう1つのポイントは広告宣伝費だ。同社はここ数年、売上高の伸び悩みを反映して広告宣伝費を抑制してきており、2017年6月期はわずか6.3%にまで低下した。2018年6月期はそれを15~20%程度まで戻す計画だ。

広告の出稿先はモバイル広告やTVCMが中心となるのはこれまでと同様だ。出稿の仕方については、『3年戦略』で進めた出稿法の見直しの方針に沿い、効果を図りながら慎重に進めると同時に、2017年6月期までとは異なり、ここぞという局面では大きく投下することもためらわないスタンスで臨むとみられる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《NB》

 提供:フィスコ

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