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3537 昭栄薬品

東証S
1,340円
前日比
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時価総額 48.0億円
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昭栄薬品 Research Memo(6):事業間シナジー・国内外間シナジー追求と、集中型市場深耕モデルの追求の2つの軸


■中長期の成長戦略

1. 中長期の成長戦略の全体像
昭栄薬品<3537>は中長期の成長について、事業間シナジー・国内外間シナジーの追求と、集中型市場深耕モデルの追求の2つの軸による成長を目指している。

事業間シナジーは中核の化学品事業の知見を日用品事業や土木建設資材事業の新商品開発に生かして収益拡大を図ることを意味していると弊社では理解している。また、集中型市場深耕モデルの追求とは、オレオケミカルと界面活性剤にフォーカスした事業モデルを活かしつつ、川下(最終消費財メーカー)寄りの顧客層を開拓することで収益機会と付加価値の拡大を図ることを意図していると考えている。

しかし同社が最も期待を寄せるのは、国内外間シナジーの追求だと弊社では考えている。これは主力の化学品事業において、中国とタイの2つの子会社との協業により収益成長を実現する取り組みだ。詳細は後述するが、国内外の商慣習や価格決定メカニズム、取扱商品の違いなどを活かして、収益拡大につなげることがその主な内容だ。

事業セグメント別では中核事業の化学品事業が成長のけん引役を担い、とりわけ海外事業の収益拡大が大きく寄与するというシナリオを描いている。

数値目標としては、“国内売上高200億円以上、海外売上高比率10%以上”という数値を掲げている。若干わかりにくいが、大まかには連結売上高が230億円で、その内訳として国内売上高200億円超、海外売上高25億円~30億円というのが当面の業績目標と考えられる。

達成時期については、「早期達成目標」とあるだけで具体的なことには触れられていないが、2019年3月期の連結売上高が201億円(その内訳を、弊社では国内約190億円、海外約10億円と推定)であったことを考えると、3年程度での達成を目論んでいるものと弊社では推測している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川裕之)

《SF》

 提供:フィスコ

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