【特集】上方修正“先回り”、19年6月上期【業績上振れ】候補 28社選出 <成長株特集>
レッグス <日足> 「株探」多機能チャートより
下表では、時価総額が50億円以上の銘柄を対象に、19年1-3月期(第1四半期)の経常利益が前年同期を上回って着地した銘柄をピックアップ。さらに、上期計画に対する進捗割合を表す「対上期進捗率」が60%を超え、かつ同進捗率が過去5年平均を5ポイント超上回るなどの条件を満たした28社を選び出し、進捗率が大きい順に記した。「★」は昨年も7月から8月にかけて上方修正した銘柄。
なかでも、昨年も7月から8月にかけて上方修正した、ローランド ディー.ジー. <6789> 、レッグス <4286> 、電通国際情報サービス <4812> 、エラン <6099> 、遠藤製作所 <7841> [JQ]は今年も期待される。このうち、電通国際情報サービスは3年連続で7月中旬に上期の経常利益を上方修正している。これは株探プレミアム会員向けに提供している【業績修正履歴】で確認することができる。業績修正されるタイミングを見極める情報として注目したい。
また、第1四半期の経常利益がすでに上期計画を超過し、かつ対上期進捗率が過去5年平均を20ポイント超上回っている、ソフトマックス <3671> [東証M]、アートスパークホールディングス <3663> [東証2]、ファインデックス <3649> 、ルックホールディングス <8029> は業績上振れが確実とみられる。そのほか、アイ・エス・ビー <9702> 、電算システム <3630> 、ジェイエイシーリクルートメント <2124> 、CDS <2169> 、ビジョン <9416> は直近3ヵ月の1-3月期に四半期ベースの過去最高益を更新し、かつ通期でも過去最高益を見込む、いわゆる利益成長“青天井”銘柄としてもマークしておきたい。
┌ 対上期進捗率 ┐ ┌─ 経常利益 ─┐ 予想
コード 銘柄名 1-3月期 5年平均 1-3月期 上期計画 PER
<3671> ソフトMAX 454 112 59 13 26.2
<3663> アートSHD 304 259 252 83 85.6
<3649> ファインデ 142 113 285 201 56.2
<8029> ルックHD 107 86.4 639 600 3.8
<3852> サイバーコム 101 95.6 266 264 36.0
<9702> アイエスビー 98.0 68.2 490 500 14.6
<1663> K&Oエナジ 94.1 66.8 2071 2200 21.4
<3630> 電算システム 93.9 62.7 783 834 26.2
<6143> ソディック 86.7 37.6 2168 2500 9.3
<3683> サイバーリン 83.9 63.5 187 223 15.5
<2384> SBSHD 82.9 37.6 3729 4500 12.6
<2311> エプコ 79.6 42.7 113 142 29.8
<6789> ロランドDG 79.4 37.7 794 1000 16.0 ★
<1429> 日本アクア 79.3 44.4 357 450 22.7
<2124> ジェイエイシ 77.6 48.7 2110 2720 22.3
<4221> 大倉工 74.3 33.1 1152 1550 7.9
<9749> 富士ソフト 71.3 54.6 3995 5600 22.0
<2169> CDS 71.1 59.1 436 613 10.2
<4286> レッグス 68.5 37.3 274 400 23.6 ★
<9416> ビジョン 68.1 60.1 980 1439 39.3
<9631> 東急レク 67.3 36.5 436 648 32.3
<8914> エリアリンク 65.9 46.6 1177 1785 8.3
<4812> ISID 65.3 57.5 2567 3930 19.7 ★
<6099> エラン 64.9 54.9 435 670 55.3 ★
<6376> 日機装 64.2 17.5 1927 3000 13.1
<2266> 六甲バタ 63.4 43.6 958 1510 25.3
<7841> 遠藤製作所 61.1 22.8 196 321 6.6 ★
<5105> TOYO 60.7 46.9 9406 15500 9.1
※1-3月期決算発表以降に上方修正した銘柄は除いた。経常利益の単位は百万円。
株探ニュース