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2016年07月08日15時34分

シュッピン Research Memo(6):来期以降の収益への寄与に期待


■成長軌道回復に向けた取り組み

(4)『いつまでも安心保証』(仮称)

2017年3月期からの新しい施策として、シュッピン<3179>は『いつまでも安心保証』(仮称)の導入を予定している。同社は自社の販売商品に対して保証期間を設けているが、保証期間終了は買い換え、下取りなどの1つの契機でもある。しかし当初保証期間を過ぎても購入品を愛用し続ける顧客も多く、そうした顧客を対象に保証期間の延長サービスを提供するというのがその内容だ。

この施策のポイントは2つあると弊社では考えている。1つは保証料という直接的な収入だ。もう1つは延長保証サービスを通じて同社との関係をキープし、当該商品が下取り・買取品として同社に戻ってくる道筋を確保するというものだ。弊社では収益事業としての側面よりも、顧客と商材の囲い込みという後者の効果にむしろ注目している。

サービス開始は2017年3月期第4四半期が予定されているため、実質的な収益インパクトは来期以降からとなる。同社はカメラと時計からこのサービスを開始する計画だ。

(5)情報マーケティング

同社はEC企業として4商材それぞれにECの本店サイトを展開している。カメラ事業では“Map Camera”がそれだ。それらに加えて同社は、カメラのモデルごとに作例を集めた「Kasyapa」やレビュー専門の「コミュレビ」など、専門性の高いECサイトを複数展開している。同社は、これら各ECサイトを情報プラットフォームに発展させてCGM(Consumer Generated Media、消費者が内容を生成していくタイプのメディア、消費者の情報発信をデータベース化、メディア化したWebサイト)マーケティングを実施し、収益源化していく計画だ。

具体的な例としては、写真展などのイベントに特化したサイトを開設し、その中の枠を写真展主催者に有料で販売するようなケースが考えられる。また、撮影スポット情報のサイトの開設なども考えられている。PV(ページビュー)数が増加してサイトの価値が高まれば、様々な形で有料サービスへと発展させることも狙っている模様だ。

弊社では、この取り組みもまたWebマーケティング同様、重要な取り組みだと考えている。ポイントは、それぞれの専門ECサイトに、Map Cameraと連関・連動することについて“必然性”を付加することができるかどうかだと考えている。例えば、上述の“撮影スポット情報”サイトで星空撮影スポットを紹介⇒“見積りSNS”(星空撮影に最適なカメラセットを見積りSNSで提供)⇒“Map Camera”(商品の購入)という流れだ。あるいは、カメラ・写真関連の総合ポータルサイトとしてNo.1を目指すという方向性もあるだろう。他社との連携・コラボレーションも含めて、今後の推移を見守りたいと考えている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《HN》

 提供:フィスコ

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