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2384 SBSホールディングス

東証P
2,660円
前日比
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業績
単位
100株
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SBSHD Research Memo(3):2016年12月期の営業利益は9期ぶりに過去最高益を更新


■業績動向

1. 2016年12月期の業績概要
SBSホールディングス<2384>の2016年12月期の連結業績は、売上高が前期比5.7%減の149,054百万円、営業利益が同40.5%増の7,514百万円、経常利益が同35.9%増の7,842百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が5,118百万円(前期は3,815百万円の損失)と減収ながらも大幅増益となった。営業利益は9期振りの過去最高益を更新したことになる。また、会社計画対比では売上高、利益ともに若干上回って着地した。

売上高についてはTranspole(Atlasを含む)が2016年12月期より連結対象外になったことで、17,083百万円の減収要因となっている。同要因を除けば前期比で5.8%増収であった。不動産事業が前期比18.9%増と2ケタ成長となったほか、物流事業もTranspoleを除けば、同4.9%増、その他事業も同5.4%増と全ての事業セグメントで増収となっている。

一方、営業利益についてはTranspoleが連結対象から外れたことで350百万円の増益要因となっており、これを除けば約28%増益となった。物流事業は大規模センターの立ち上げ費用の増加等により実質ベースでは微減益となったものの、不動産事業が前期比55.2%増と大幅増益となったことがけん引役となった。また、2015年12月期はTranspole関連の損失を中心に100億円を上回る特別損失を計上したことで、親会社株主に帰属する当期純損失を計上したが、2016年12月期は大きな特別損失も出なかったことから親会社株主に帰属する当期純利益は2期ぶりの黒字に転化した。

なお、会社計画比では当初保守的に見ていた物流事業が上振れ要因となっている。新規開設した物流センターの稼働が順調に立ち上がったことに加えて、燃料費の低下や値上げ効果などが寄与した格好だ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《NB》

 提供:フィスコ

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