話題株ピックアップ【夕刊】(1):ロジスネクス、イトーキ、インターメス
■三菱ロジスネクスト <7105> 1,435円 +300 円 (+26.4%) ストップ高 本日終値
三菱ロジスネクスト<7105>がストップ高。今朝の日本経済新聞電子版で「三菱重工業が上場子会社のフォークリフト大手、三菱ロジスネクストの売却に向けた手続きを進めていることが6日わかった」と報じられており、これが手掛かり材料視されたようだ。三菱重工業<7011>は、24年9月末時点でロジスネクス株式の64.59%を所有しているが、親子上場解消を求める声が市場からは上がっていた。記事に対して三菱重は、「当社が発表したものではない。報道の件を含め、事業ポートフォリオについてはさまざまな可能性を検討しているが、現時点で決定した事実はない」とのコメントを発表している。
■イトーキ <7972> 1,616円 +115 円 (+7.7%) 本日終値 東証プライム 上昇率4位
イトーキ<7972>は大幅高。SMBC日興証券が5日付で投資評価「1」、目標株価2300円で新規にカバレッジを開始したことが材料視された。同証券によると、オフィス家具業界3社の中で最も高い営業増益率が継続すると予想。業界全体での値上げの浸透がカタリストという。また、核シェルターや調剤ロボットなどの新分野の開拓にも注目としている。
■インターメスティック <262A> 2,680円 +162 円 (+6.4%) 本日終値 東証プライム 上昇率6位
インターメスティック<262A>が大幅続伸で2700円台に乗せてきた。眼鏡チェーン店の「Zoff」を運営しており、今年10月18日に東証プライム市場に鳴り物入りで新規上場した直近IPO銘柄で、マーケットの注目度も高い。5日取引終了後に開示した11月既存店売上高は前年同月比17.1%増と2ケタ増収基調が続いており、これが株価を改めて刺激している。店舗数も増勢にあるが、全店ベース売上高は今年に入って7月を除きすべて2ケタ伸長となるなど好調が浮き彫りとなっている。
■ユニバーサル <6425> 1,130円 +49 円 (+4.5%) 本日終値
ユニバーサルエンターテインメント<6425>が底堅い。同社は6日、子会社のタイガー・リゾート・アジア傘下で不動産投資を主な事業内容とするフィリピンのアジアベスト・グループ・インターナショナルの株式を売却すると発表。これを材料視した買いが入ったようだ。売却先はフィリピンに拠点を置く不動産開発企業で、譲渡価格は5億1040万ペソ(約13億1000万円)。譲渡実行日は来年2月末日を予定する。タイガー・リゾート・アジアは、傘下で統合型リゾート(IR)事業を運営する「タイガー・リゾート・レジャー・アンド・エンターテインメント(TRLEI)」のフィリピン証券取引所での上場を目的として、アジアベスト・グループ・インターナショナルを子会社化したものの、TRLEIが運営する「オカダ・マニラ」の業績が大きく成長したことなどを背景に、アジアベスト・グループ・インターナショナルを上場会社とする必要性がなくなったと判断。会社整理の目的で同社株の売却を決定したとしている。
■ヤクルト本社 <2267> 3,203円 +130 円 (+4.2%) 本日終値
ヤクルト本社<2267>が続伸。同社はきょう、中国市場での更なる競争力向上と持続可能な成長を目指した事業再編成の一環として、中国ヤクルトの子会社で製造及び販売の機能を持つ上海ヤクルトの解散手続きを開始すると発表。これが評価材料となったようだ。中国ヤクルトは上海支店を新たに設立し、上海ヤクルトの営業部門を順次移管。同支店ではスーパーマーケットなどの店頭や、ヤクルトレディによる宅配での販売を開始するという。また、中国ヤクルトの製造子会社である無錫ヤクルトの無錫工場と天津ヤクルトの天津工場の安定的な供給体制の確立に伴い、上海ヤクルト上海工場を閉鎖することで、製造及び販売の両面において経営効率の向上を図るとしている。
■サンドラッグ <9989> 3,865円 +152 円 (+4.1%) 本日終値
サンドラッグ<9989>が反発。同社は5日、11月度の月次報告(速報値)を公表。グループ合計の既存店売上高は前年同月比2.6%増となり、2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されたようだ。セグメント別では、ドラッグストア事業の既存店売上高が同2.4%増と2カ月ぶりのプラス。ディスカウントストア事業の既存店売上高は同2.9%増と2カ月連続のプラスだった。
■海帆 <3133> 827円 +27 円 (+3.4%) 本日終値
海帆<3133>が高い。Birdman<7063>が5日の取引終了後に、第三者割当増資と新株予約権の発行による資金調達を発表した。新株予約権の割当予定先に、海帆の株主や取引先が名を連ねている。バードマンの社外取締役の吉川元宏氏は今年1月まで海帆の社長を務め、退任後は海帆の新規事業開発を担当する取締役となっている。吉川氏を通じてバードマンはスポンサーを獲得したとの受け止めとともに、バードマンと海帆の事業展開を巡る思惑も広げる格好となり、海帆株への短期資金の流入を誘ったようだ。
■ジンズホールディングス <3046> 6,340円 +130 円 (+2.1%) 本日終値
ジンズホールディングス<3046>が大幅続伸。5日の取引終了後に発表した11月度の月次売上状況(速報)で、既存店売上高が前年同月比18.2%増と22カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。前月に続いて世界最高屈折率の両面非球面レンズ「JINS極薄レンズ」などの高単価のオプションレンズが好調に推移したことに加え、紫外線対策への意識の高まりから、可視光調光レンズやダブルUVカットレンズなどの商品が11月に入っても好調を継続。また、フレームでは「Combination Titanium」をはじめとした高単価商品や、11月7日にリファインして発売した「Modern Rim Metal」などが売り上げを牽引した。なお、全店売上高は同21.4%増だった。
■コメ兵ホールディングス <2780> 3,755円 +70 円 (+1.9%) 本日終値
コメ兵ホールディングス<2780>がしっかり。同社は6日午後2時、11月度の月次売上高が前年同月比37.5%増の98億2700万円となったと発表した。増収基調を継続し、伸び率は7月度(40.7%)以来の水準となった。業況を好感した買いが入り株価を押し上げたようだ。法人オークションの取引相場はバッグが全体的に横ばいとなり、時計が小売り向け商品の需要増加を背景に小幅高で推移した。金地金の買い取り額は前年同月比46.9%増。免税売上高比率は12.9%だった。
■セリア <2782> 2,775円 +43 円 (+1.6%) 本日終値
セリア<2782>は反発。5日の取引終了後に発表した11月度売上高で、既存店売上高が前年同月比3.5%増となり、13カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。客単価は同0.9%減と2カ月連続で前年実績を下回ったが、客数が同4.5%増と増加し牽引した。
株探ニュース
三菱ロジスネクスト<7105>がストップ高。今朝の日本経済新聞電子版で「三菱重工業が上場子会社のフォークリフト大手、三菱ロジスネクストの売却に向けた手続きを進めていることが6日わかった」と報じられており、これが手掛かり材料視されたようだ。三菱重工業<7011>は、24年9月末時点でロジスネクス株式の64.59%を所有しているが、親子上場解消を求める声が市場からは上がっていた。記事に対して三菱重は、「当社が発表したものではない。報道の件を含め、事業ポートフォリオについてはさまざまな可能性を検討しているが、現時点で決定した事実はない」とのコメントを発表している。
■イトーキ <7972> 1,616円 +115 円 (+7.7%) 本日終値 東証プライム 上昇率4位
イトーキ<7972>は大幅高。SMBC日興証券が5日付で投資評価「1」、目標株価2300円で新規にカバレッジを開始したことが材料視された。同証券によると、オフィス家具業界3社の中で最も高い営業増益率が継続すると予想。業界全体での値上げの浸透がカタリストという。また、核シェルターや調剤ロボットなどの新分野の開拓にも注目としている。
■インターメスティック <262A> 2,680円 +162 円 (+6.4%) 本日終値 東証プライム 上昇率6位
インターメスティック<262A>が大幅続伸で2700円台に乗せてきた。眼鏡チェーン店の「Zoff」を運営しており、今年10月18日に東証プライム市場に鳴り物入りで新規上場した直近IPO銘柄で、マーケットの注目度も高い。5日取引終了後に開示した11月既存店売上高は前年同月比17.1%増と2ケタ増収基調が続いており、これが株価を改めて刺激している。店舗数も増勢にあるが、全店ベース売上高は今年に入って7月を除きすべて2ケタ伸長となるなど好調が浮き彫りとなっている。
■ユニバーサル <6425> 1,130円 +49 円 (+4.5%) 本日終値
ユニバーサルエンターテインメント<6425>が底堅い。同社は6日、子会社のタイガー・リゾート・アジア傘下で不動産投資を主な事業内容とするフィリピンのアジアベスト・グループ・インターナショナルの株式を売却すると発表。これを材料視した買いが入ったようだ。売却先はフィリピンに拠点を置く不動産開発企業で、譲渡価格は5億1040万ペソ(約13億1000万円)。譲渡実行日は来年2月末日を予定する。タイガー・リゾート・アジアは、傘下で統合型リゾート(IR)事業を運営する「タイガー・リゾート・レジャー・アンド・エンターテインメント(TRLEI)」のフィリピン証券取引所での上場を目的として、アジアベスト・グループ・インターナショナルを子会社化したものの、TRLEIが運営する「オカダ・マニラ」の業績が大きく成長したことなどを背景に、アジアベスト・グループ・インターナショナルを上場会社とする必要性がなくなったと判断。会社整理の目的で同社株の売却を決定したとしている。
■ヤクルト本社 <2267> 3,203円 +130 円 (+4.2%) 本日終値
ヤクルト本社<2267>が続伸。同社はきょう、中国市場での更なる競争力向上と持続可能な成長を目指した事業再編成の一環として、中国ヤクルトの子会社で製造及び販売の機能を持つ上海ヤクルトの解散手続きを開始すると発表。これが評価材料となったようだ。中国ヤクルトは上海支店を新たに設立し、上海ヤクルトの営業部門を順次移管。同支店ではスーパーマーケットなどの店頭や、ヤクルトレディによる宅配での販売を開始するという。また、中国ヤクルトの製造子会社である無錫ヤクルトの無錫工場と天津ヤクルトの天津工場の安定的な供給体制の確立に伴い、上海ヤクルト上海工場を閉鎖することで、製造及び販売の両面において経営効率の向上を図るとしている。
■サンドラッグ <9989> 3,865円 +152 円 (+4.1%) 本日終値
サンドラッグ<9989>が反発。同社は5日、11月度の月次報告(速報値)を公表。グループ合計の既存店売上高は前年同月比2.6%増となり、2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されたようだ。セグメント別では、ドラッグストア事業の既存店売上高が同2.4%増と2カ月ぶりのプラス。ディスカウントストア事業の既存店売上高は同2.9%増と2カ月連続のプラスだった。
■海帆 <3133> 827円 +27 円 (+3.4%) 本日終値
海帆<3133>が高い。Birdman<7063>が5日の取引終了後に、第三者割当増資と新株予約権の発行による資金調達を発表した。新株予約権の割当予定先に、海帆の株主や取引先が名を連ねている。バードマンの社外取締役の吉川元宏氏は今年1月まで海帆の社長を務め、退任後は海帆の新規事業開発を担当する取締役となっている。吉川氏を通じてバードマンはスポンサーを獲得したとの受け止めとともに、バードマンと海帆の事業展開を巡る思惑も広げる格好となり、海帆株への短期資金の流入を誘ったようだ。
■ジンズホールディングス <3046> 6,340円 +130 円 (+2.1%) 本日終値
ジンズホールディングス<3046>が大幅続伸。5日の取引終了後に発表した11月度の月次売上状況(速報)で、既存店売上高が前年同月比18.2%増と22カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。前月に続いて世界最高屈折率の両面非球面レンズ「JINS極薄レンズ」などの高単価のオプションレンズが好調に推移したことに加え、紫外線対策への意識の高まりから、可視光調光レンズやダブルUVカットレンズなどの商品が11月に入っても好調を継続。また、フレームでは「Combination Titanium」をはじめとした高単価商品や、11月7日にリファインして発売した「Modern Rim Metal」などが売り上げを牽引した。なお、全店売上高は同21.4%増だった。
■コメ兵ホールディングス <2780> 3,755円 +70 円 (+1.9%) 本日終値
コメ兵ホールディングス<2780>がしっかり。同社は6日午後2時、11月度の月次売上高が前年同月比37.5%増の98億2700万円となったと発表した。増収基調を継続し、伸び率は7月度(40.7%)以来の水準となった。業況を好感した買いが入り株価を押し上げたようだ。法人オークションの取引相場はバッグが全体的に横ばいとなり、時計が小売り向け商品の需要増加を背景に小幅高で推移した。金地金の買い取り額は前年同月比46.9%増。免税売上高比率は12.9%だった。
■セリア <2782> 2,775円 +43 円 (+1.6%) 本日終値
セリア<2782>は反発。5日の取引終了後に発表した11月度売上高で、既存店売上高が前年同月比3.5%増となり、13カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。客単価は同0.9%減と2カ月連続で前年実績を下回ったが、客数が同4.5%増と増加し牽引した。
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