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5384 フジミインコ

東証P
2,427円
前日比
+12
+0.50%
PTS
2,439.2円
20:41 12/12
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
21.6 2.44 3.02 13.72
時価総額 1,944億円
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<注目銘柄>=フジミインコ、先端ロジックデバイス向けなど好調

 フジミインコーポレーテッド<5384>は、9月9日につけた年初来安値2150円を底に緩やかに戻り歩調をたどっているが、いまだ2000円台前半にとどまっている。業績回復局面にあることを考慮すると上値余地は大きいだろう。

 同社は、半導体製造用CMP(化学的機械的研磨)製品大手。11月5日に発表した9月中間期決算で、営業利益は57億200万円(前年同期比44.4%増)となった。顧客の稼働回復に伴いシリコンウエハー向け製品(ラッピング材、ポリシング材)が伸長したほか、CMP製品もAI関連の先端ロジックデバイスやメモリ向けの販売が増加。データセンター向けHDD(ハードディスクドライブ)の需要増加を受けてハードディスク基板向け製品も好調だった。

 会社側では、9月20日に中間期・通期業績予想を上方修正したが、中間期営業利益はその修正計画52億5000万円を上回って着地した。会社側が収益性や費用前提を慎重に織り込んでいたことが上振れの要因とみられている。会社側では下期の状況を引き続き慎重にみており、通期予想については営業利益106億5000万円(前期比29.1%増)の9月修正値を据え置いたが、慎重すぎるとの見方もある。調査機関によっては120億円前後を見込むところもあり、上振れへの期待は高い。

 来期以降についても、同社は先端用途を中心にロジック半導体用途のウエートが高いことを考慮すると、業績減速リスクは限定的とみられ、連続2ケタ増益が期待されている。(仁)

出所:MINKABU PRESS

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